今年3月にリリースした最新アルバム『ワールドワールドワールド』を携え、2年ぶりとなる全国ライブハウス・ツアーを4月からスタートしたASIAN KUNG-FU GENERATION。ツアーは6月まで続くが、その翌月には彼ら自身が主催するライブ・イベント“NANO-MUGEN FES.”も開催される。威風堂々と歩み続ける彼らの活躍に注目したい。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONは1996年に大学のサークルで結成され、2002年にインディーズで発売した『崩壊アンプリファー』を、2003年にメジャーから再リリースした後、同年11月に初のフル・アルバムとなる『君繋ファイブエム』を発表。その後2004年に2ndアルバム『ソルファ』、2006年に3rdアルバム『ファンクラブ』をリリースしてきた。今の時点で最新作となる『ワールドワールドワールド』は、それから2年の歳月をかけて制作した力作である。
そうした時間がかかった原因は、メンバーの発言によると、前作『ファンクラブ』が内向的な方向性を持つ作品だったのに対し、今回は外に向かう前向きな表現方法を模索していたからだという。その甲斐あって新作は、瑞々しい衝動に満ちた演奏でポジティブな世界観を綴った力作となった。そして現在の彼らは、このアルバムを携えて2年ぶりの全国ライブハウス・ツアーを展開しているところだが、6月には『ワールドワールドワールド』と同時期に制作された楽曲を収録したミニ・アルバム『未だ見ぬ明日に』のリリースも予定。まさに産みの苦しみを経て、猛然と成果を発表する時期に突入している。
そしてツアー終了後の7月には、自分達の主催するライブ・イベント“NANO-MUGEN FES.”を、横浜アリーナという大舞台で二日間に渡って行うことになった。これは彼らが2003年から開催してきたもので、アナログフィッシュ、ELLEGARDEN、ART-SCHOOL、トクマルシューゴ、ストレイテナーなどの国内勢のみならず、アッシュ、ステレオフォニックス、スペース・カウボーイといった海外のアーティストも迎え、彼ら自身とアッシュ以外の出演者は、日によって入れ替えるという豪華な構成になっている。ぜひチェックしておきたいところだ。(2008/5/30)