今年はアルバムの発表こそなかったものの、計4枚ものシングルをリリースするという活発な動きを見せているCHEMISTRYが、来年の春から夏にかけて、6回目の全国ツアーを行う。ラストには日本武道館での3DAYSも決定しているとあって、現在の彼らの人気を実証するスケールの大きなライブ・パフォーマンスを見せてくれるに違いない。
川畑要と堂珍嘉邦からなるCHEMISTRYは、TV番組「ASAYAN超男子。オーディション」で、5万人の中から選ばれた二人により結成された男性ボーカル・デュオだ。2000年12月にオーディション最終選考の一環として「ASAYAN超男子。川畑・堂珍」というユニット名で発売された仮デビュー・シングル『最後の夜』が、オリコン初登場9位を記録するという幸先の良いスタートを切り、翌2001年3月7日にシングル『PIECES OF A DREAM』で正式にデビューし、初登場でオリコン2位、発売6週目で1位を獲得。さらに11月7日に発表した1stアルバム『The Way We Are』も大ヒットとなり、瞬く間にビッグ・ネームの仲間入りを果たしている。
初期の彼らの快進撃の一因には、仮デビュー・シングル『最後の夜』を手掛けたプロデューサーの松尾潔の協力を得て、すみやかに和風R&Bとしての作風を確立したことも見逃せない。このタッグは、1st『The Way We Are』だけでなく、2003年1月の2nd『Second to None』でも展開され、2004年2月の3rd『One×One』からは自分たちでプロデュースも行うようになっているが、その中間にあたる2003年6月に発表したコンセプト・アルバム『Between the Lines』では、『最後の夜』もオリジナルの音源で収録し、アーティストとして成長していくプロセスを、ファンにしっかりとアピールする誠実な姿勢を示して来た。その後も2005年1月にコンセプト・アルバム『Hot Chemistry』、同年11月には4枚目のオリジナル『fo(u)r』を発表し、昨年11月にはベスト盤『ALL THE BEST』で、デビューからの集大成を果たした。
そこにいたるまでの精力的な活躍を考えると、ここで一息ついても不思議はないのだが、今年の彼らは4枚ものシングルを発表。今回のツアーでは新たなサイクルに突入した彼らの勢いを知らしめてくれることになりそうだ。(2007/12/7)