ハード・ロック~ヘビー・メタルの代名詞ともいうべき二組のベテラン・アーティストによるジョイント・ライブが実現。どちらも知らぬ者がいないと言ってよいほどの人気アーティストだが、イベントでもワンマンでもなく、ジョイントというセッティングの中で、互いのテンションを高めあうようなステージとなることを期待したい。
どんな世代のリスナーであろうと、ハード・ロック~ヘビー・メタルといったスタイルの音楽を聴いたことがある人なら、ディープ・パープルとイングヴェイ・マルムスティーンの名前を知らない者はいないだろう。
60年代末期にデビューし、40年以上のキャリアを持つディープ・パープルは、70年代のヘビー・メタルを代表する王者として君臨し、『ハイウェイ・スター』『スモーク・オン・ザ・ウォーター』といった代表曲は、ロックのスタンダード・ナンバーとなっている。70年代後半に解散したが、80年代に再結成され、活動を続けており、メンバー・チェンジが激しいグループとしても有名だが、21世紀に入ってから、キーボードのジョン・ロードが脱退した後は、イアン・ギラン(ヴォーカル)、ロジャー・グローヴァー(ベース)、イアン・ペイス(ドラムス)という70年代の黄金時代を支えたメンバーと、スティーヴ・モーズ(ギター)、ドン・エイリー(キーボード)からなる五人編成で安定した活動を行っている。
一方のイングヴェイ・マルムスティーンは、スウェーデンの出身で、スティーラー、アルカトラスでの活動を経て、84年にソロ・デビュー。超絶的な速弾きでロック・ギターに革命的な流れを起こした天才的なギタリストとして、世界的な注目を集めてきた。昨年リリースした最新アルバム『パーペチュアル・フレイム』では、ボーカリストに元ジューダス・プリーストのティム"リッパー"オーウェンズを迎え、今回のステージもその布陣で行われる予定だ。
ディープ・パープルとイングヴェイ・マルムスティーンの共通点としてはキーボードを含む五人編成であることと、クラシックの影響を受けたロマンチックなメロディを得意とすることがあげられる。それだけに互いのテンションを高めあうような白熱したステージが期待できそうだ。(2009/1/30)