チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

チケットぴあコラム

METAMORPHOSE 08

 2000年からスタートした、テクノをはじめとするダンス・ミュージック系のアーティストが結集するフェスティバル。洋楽邦楽といった括りを越えた、バラエティ豊かなラインナップが特徴となっているが、特に今年はジャーマン・ロックの鬼才、マニュエル・ゲッチング率いるAshraの参加もあって、こうした音楽の歴史的な深みも味わえそうだ。

 日本の音楽フェスティバルの中で、“METAMORPHOSE”は、テクノ、ハウスなどをはじめとするダンス・ミュージック系のラインナップを特色とし、2000年のスタート以降、毎年開催され、しっかりと定着してきたイベントである。基本的にこうした文脈の中で語られるダンス・ミュージックとは、テクノロジーの発達と共に定着してきた音楽で、一般的に知られるようになったのは、80年代後半にハウス・ミュージックが世界的に盛り上がってからのことだ。

 そうしたこともあって、このフェスの参加アーティストは、デトロイト・テクノ・シーンを代表するアンダーグラウンド・レジスタンスの中心人物、Mad Mike率いるGalaxy 2 Galaxy、アシッドハウスの後継者といわれるJOSH WINK、USの次世代テクノを代表するMATTHEW DEAR、LA出身のメキシカン・エレクトロニカ・ユニットのMEZKLAHなど、90年代以降に注目された顔ぶれが多い。BOREDOMSの中心人物としての活躍のみならず、90年代からはDJとしても活動しているEYE、日本のターンテーブル奏者の草分けともいうべきDJ KRUSH、エレクトロニックとロックを融合したサウンドで、海外でも活躍しているBOOM BOOM SATELLITESといった日本の出演者も、そうした点では共通している。

 そしてこのフェスの深みは、これらにリンクする流れも視野に収めている点。60年代にフェラ・クティ&アフリカ70のドラマーとしてアフロビートを確立したTONY ALLEN、70年代にレゲエのサウンド・システムに独自の道を切り開いたJAH SHAKAというベテランの存在も見逃せない。さらに70年代からクラブ・ミュージックを予見したサウンドに取り組んできたジャーマン・ロックの鬼才、マニュエル・ゲッチングが、再結成したAshraで登場するとあって、ダンス・ミュージックの広大な広がりを堪能できそうだ。(2008/8/8)