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チケットぴあコラム

サカナクション

 四枚目のアルバム『kikUUiki』を、3月17日にリリースする五人組、サカナクションの全国ツアー“SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki”が決定。シングル『アルクアラウンド』の収録曲『ネイティブダンサー』のリミックスを、レイ・ハラカミに依頼するなど、エレクトロニカとロックを融合する独自のセンスを発揮するステージに期待したい。

 2005年に札幌で活動を開始したサカナクションは、当初は地元の北海道を拠点に活動を展開。2006年の“RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO”に公募で選出され、広く注目を集めるようになり、2007年にアルバム『GO TO THE FUTURE』で、メジャー・デビューしている。

 彼らの一番の特色は、テクノ~エレクトロニカのエッセンスとロックを融合させた独自のスタイルだ。ただしいわゆるダンス・ミュージックに特化するのではなく、ボーカルのメロディは、フォーキーと言われるほど親しみやすいもの。また歌詞に対しても独自のこだわりを持っており、シングル『アルクアラウンド』では、あえてジャケットにタイトル・トラックの歌詞を掲載するなど、自分達のスタンスを明解に打ち出すセンスも、非凡な閃きでアピールしている。

 こうした作風のアーティストの場合、得てしてレコーディング作品が先行しがちだが、彼らはライブではレコーディング作品のアレンジにこだわらず、鋭くアピールする姿勢を打ち出している。2008年には多くの野外フェスティバルに積極的に参戦し、そのステージングで知名度を広げるなど、ライブの魅力も極めて重要なポイントとなっている。 そうしたこともあって昨年リリースしたサード・アルバム『シンシロ』を携え、12の会場で展開された全国ツアーは、全公演がソールド・アウト。まさに上昇気流真っただ中という存在だ。

 そんな彼らが3月17日に海水と淡水が交わる汽水域を意味するタイトルを持つ四枚目のアルバム『kikUUiki』をリリースと連動して、全国ツアー“SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki”を決定した。複合的な魅力で、ずば抜けたクリエイティビティを放つ彼らが、大きな飛躍を見せるツアーとなりそうだ。(2010/02/26)