デビュー25周年を記念して期間限定で再再集結した聖飢魔IIが、ツアーを開始する。今回のツアーに先駆けて、6月からは欧米でのライブを行ない、7月には新曲を含む全11曲入りの『悪魔RELATIVITY』と『A QUARTER CENTURY OF REBELLION ”世界的極悪集大成盤”』のリリースもあり、限られた時間内で思う存分大暴れしてくれそうだ。
聖飢魔IIは、悪魔教を布教して地球を征服するため、地獄からやってきたというコンセプチュアルな設定で活動するヘビー・メタル・グループだ。コンサートは黒ミサ、アルバムは大教典、シングルは小教典と呼ぶなど、そのスタイルは徹底されており、世紀末という言葉と同じ響きを持つバンド名の通り、1999年12月31日をもって任務を完了して解散している。
彼らが登場するまで、ヘビー・メタルはあくまでも特定のサウンドのスタイルによって支持されるジャンルだった。しかし聖飢魔IIはコンセプチュアルな打ち出しを強調することにより、エンタテイメントとして幅広い層の人気を獲得。オリコン・チャートで1位を獲得したり、NHKの“紅白歌合戦”に出場するなど、その活躍はヘビー・メタル・グループとしては前代未聞の画期的なものだった。
その後は2005年にデビュー20周年を記念して、期間限定で再集結しており、さらにそれから5年を経た今回のツアーは、“~地球デビュー25周年記念・期間限定再集結~聖飢魔II ICBM (Inter Continental Black Mass) TOUR”と銘打たれている。これに先駆けて彼らは、昨年に英語で新録したセルフ・カバー集『悪魔 NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"』を、発表しており、それが好評だったため、今月からは欧米でのライブもスタート。アメリカ・ダラスの“A-Kon 21!”に出演した他、フランス・パリで開催される大規模なフェス“JAPAN EXPO”では最終日のトリを務めることになっている。
そして7月には新曲を含む全11曲入りの『悪魔RELATIVITY』と『A QUARTER CENTURY OF REBELLION ”世界的極悪集大成盤”』を発表。こうした派手な流れを経て、9月から国内のツアーは開始される。突き抜けた異端ならではの醍醐味を、思う存分披露してくれるに違いない。(2010/06/18)