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シルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」

公演レポート

全米300万人以上が絶賛した「コルテオ」がついに開幕!

シルク・ドゥ・ソレイユ史上最高と言われるツアーショー「コルテオ 東京公演」が2月4日(水)、ついに幕を開けた。2005年のカナダ・モントリオール公演を皮切りに、全米25都市で多くの人を魅了し絶賛された本作。“フジテレビ開局50周年”、“シルク・ドゥ・ソレイユ創設25周年”という節目に、ヨーロッパ公演に先立ち日本での開催が実現した。


コルテオとはイタリア語で“行列”を意味する。ひとりのクラウンが思い浮かべる夢や過去、理想などを、各アーティスト達がさまざまなパフォーマンスで繰り広げる“祝祭のパレード”。20もの演目で構成され、数多いツアーショーの中で最も多い出演者数を誇る、シルク・ドゥ・ソレイユ最大規模の作品だ。


会場に足を踏み入れると、まず目に入るのはヨーロッパ調の美しい絵画が描かれたカーテン。カーテンの向こう側には、円形のステージを挟むように対面する観客がうっすらと透けて見える。今までにない斬新な演出が施されたステージを前に、開演前からワクワクとした気持ちにさせてくれる。


席に着くと程なく始まるクラウンと観客との戯れ。コミカルなパフォーマンスは、気持ちを和ませてくれる。クラウンが去り静寂と暗闇に包まれると、やがて、光と音楽と共に行列が始まる。バロックを思わせるような、現代を思わせるような、夢とも現実ともつかない、なんとも不思議なパレード。天使も舞うその光景は夢の中そのもの。一挙にコルテオの世界に引き込まれる。

なんとも不思議なパレード


今回も美しく、それでいて目を疑うようなアクロバティックな演目が多数。何の変哲もないはしごを抜群のバランス感覚で自由自在に操り、そこに壁があるのではないかと思わせるような驚きの技で観客を大いに沸かせる『ラダー』。男女ふたりのアーティストが、ステージ上部から垂れ下がる細い布を使い、驚きの身体能力で空中を舞う『デュオ・ストラップ』では、ふたりの息づかいが聞こえてきそうなほど繊細で優雅なパフォーマンスに魅了される。フィナーレを飾る『ツアーニク』は、四角に向かい合った4つの鉄棒を目にも留まらぬスピードで前後左右に飛び回る。テクニックはもちろん、アーティスト全員の息がピタリと合わなければ成功しないこの演目は、手に汗握る、まさにフィナーレにふさわしい演目だ。


なにもないステージ上でバランスをとる「ラダー」の演技

2人の絶技「デュオ・ストラップ」

見ごたえのある芸術的鉄棒「ツアーニク」


また、ステージ横の4ヵ所から生演奏される音楽は、観客と一体となりステージを作り上げる。時には激しく、時には穏やかに、ドラマティックに鳴り響く音楽で見るものの感情を高揚させてくれる。目を疑うような驚異のパフォーマンスはもちろん、今までの作品にはなかった台詞を用いた表現と一貫したストーリー性などの新たな魅力も加わり、より一層深みを増している。


終演を迎えると同時にアーティストへ向けて惜しみなく注がれる拍手と喝采。その大きさが完成度の高さを表している。満足感を得ると同時にまた観たいと思わせる、最高の作品だ。

すべての公演を終えアーティストたちが勢ぞろい



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