「蜘蛛の巣」は、ロンドンで774回上演された、サスペンス・コメディーの傑作。1954年当時、ロンドンではこの作品も含め、アガサ・クリスティーの作品が3本もロングランされていた、まさに絶頂期に書かれた傑作。戯曲家としてすでに高く評価をされていたアガサ・クリスティーが初めて見せた、コミカルタッチのクライム・ストーリーという新しい展開で好評を博し、ロングラン上演された。
主人公のクラリサは、普段は自由奔放な女性だが、夫の書斎に突然現れた死体により、自分も娘も犯人かと疑われる中で、何とか娘をかばいたいとする母の愛をみせる。しかし、かえって警察に怪しまれてしまう。さらにクラリサ以外も全員に動機があるようにみえ、そうこうしているうちに死体は消えてしまった。殺された男オリバーはあまり良い噂がなかったが、いったい、犯人は誰なのか、なぜ殺されたのか…。 |
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今回、アガサ・クリスティー作品ではめずらしいこの人間味あふれる主人公のクラリサ役を演じるのは浅丘ルリ子。クラリサの夫で外交官のヘンリーに、田村亮。クラリサの後見人の叔父に瑳川哲朗。事件当時、叔父と一緒にいた判事に鶴田忍、そして実業家の秘書に高橋和也。なぜか呼んでもないのにやってきた腕利きの警部に石井一孝。ヘンリーの前妻と再婚し、殺されたオリバーに花王おさむ。ヘンリーの連れ子の娘、ピパに小此木麻里。クラリサの家の庭師ピークに池谷のぶえ、ピークと仲の悪い、執事エルジンに六角精児。
完璧なストーリーと、スリリングな会話の連続!どこかユーモラスな登場人物によって張り巡らせた、まさに蜘蛛の巣。果たして、あなたはこの蜘蛛の巣から逃れることができるのか!? ミュージカルからストレートプレイまで活躍する個性派俳優たちが勢ぞろいしてお届けする良質な演劇をどうぞお見逃しなく。 |
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