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チケットぴあインタビュー

藤澤ノリマサ

藤澤ノリマサ
1曲の中にポップスとオペラの歌唱を融合させた独自の"ポップオペラ" というスタイルで活動を続けている藤澤ノリマサ。デビュー5周年、年齢も30歳と節目の年を迎える2013年。6月に東京と大阪で行われる公演について、そしてアーティスト藤澤ノリマサの芯の部分に迫った。

──このページを見られている方の中には藤澤さんの熱狂的なファンはもちろん、まだ存じ上げないかたも少ないながらいると思います。お手数ですが簡単に自己紹介を、最近の活動を中心にお伺いしてもいいでしょうか?


「はい、僕は北海道札幌市出身で、18歳の時に音大に進学するために上京し、歌手になる目標があったので、大学生活の傍ら、ずっとオーディション活動をしていました。そして2008年に『ダッタン人の踊り』でデビューし、今年で5周年になります。最近はレコーディングスタジオにこもって、新曲作りに励んでいます」


──藤澤さんは「ポップス」と「オペラ」を融合した「ポップオペラ」という独自のスタイルで活動されておりますが、こちらは具体的にはどういったものなのでしょうか?


「楽曲で言うと、1曲の中に有名なクラシックの1部分を取り入れて、そこにオリジナルのメロディを加筆して、1曲にまとめたものなんです。歌い方も、皆さんがイメージしているオペラの発声法ありますよね。「アー♪」っていうやつ」


──はい、お腹に手を当てて発声するやつですね。


「そうです、そういうテイストのものと、普通にポップソングを歌う発声法が1曲の中で存在しているんです。なので1曲の中で2種類のメロディや発声法でドラマを作り上げるというのが「ポップオペラ」ですね」


──これは藤澤さんが考えられたものなのですか?


「そうですね、日本では僕が初めてだと思います。グループでクロスオーバーして、クラシック担当、オペラ担当というのはありますが、1人でというのは初めてだと思います」


──「ポップオペラ」でやってみようというきっかけ、経緯みたいなものはあったのでしょうか?


「両親の影響ですね。父がレコードの頃からコレクターなぐらいクラシックマニアで、中でもヨーロッパのアーティストが演奏するクラシックが好きで、方や母はポップスやフォークが好きで、家の中でクロスオーバーが起こっていたんですね(笑)それで両方の世界に傾倒していった感じですね」


──なるほど、両親の好みが藤澤ノリマサの原型を作ったんですね。


「はい、そして高校の時にカナダへ留学して、その頃まで歌謡曲かクラシックしか聴いてなくて、洋楽と言うものに全く触れていなかったんですが、向こうのカリキュラムの中に音楽の授業があったんです。その授業が英語の曲を歌う、という内容で。カナダの著名なミュージシャンといえばセリーヌ・ディオンなんですが、その頃はちょうどタイタニックが凄い人気の頃で。でも僕は触れてなかったので殆どセリーヌ・ディオンの事も知らなかったんですけど、その時の音楽のジェニー先生がセリーヌの歌を歌ってくれて、聴いた瞬間に感動で鳥肌がブワーって立って、そこからR&B、アメリカンポップスなども聴いていった感じですね」


──留学が一つの転機になったんですね。


「はい、セリーヌがヨーロッパの歌手と一緒に歌っている曲があって、それを聴いた時に、クラシックの要素も、ポップスの要素もあるこの曲を1人でやれたら良いな、というのもポップオペラの誕生のきっかけにもなっていると思います」


──藤澤さんの中で、どちらの良い所も取り入れたかったと言う気持ちが強かったんですね。


「そうですね、オンリーワンのジャンルを築きたかったというのはあります。でも、これを言ってしまうとおしまいなんですが……優柔不断だったんです(笑)」


──でも、一つのジャンルを作るというのは凄いですよ、後から言うのは簡単ですから。コロンブスの卵のようなもので(笑)。


「あははは!そうですね、でもまだこのジャンルには後輩がいないので、「俺でも出来る」って言ってほしい、言わせてみたい、と言う気持ちはありますね」


──なるほど。そして今年で5周年ということで、様々印象的な場面があったと思うのですが、一番印象に残っている場面はありますか?


「そうですね、印象に残っている場面の一つに、旧友や恩人との再会があります。僕は作品を作るときは気持ちを入れすぎてしまって、自暴自棄になってしまう時などもあるんですけど、でもそういう「産みの苦しみ」があるからこそ、出来上がった時の喜びはひとしおだし、それを何千人ものお客さんの前で披露できる幸せにたどり着けると思うんですね」


──はい。


「そんな中で活動を続けていく事で、カナダに行った時の友達が、僕の連絡先を知らなかったんですけど、公演を見に来てくれて再会できたりとか、小学校の担任の先生がみんなで埋めたタイムカプセルの事で連絡してきてくれたりとか・・・それは僕が幹事だったんだけど、公演のリハーサルで行けなかったからなんですが(笑)それで1曲出来たりとか、多分この仕事がなかったら再会できなかったんじゃないかと思うので」


──では印象に残っている公演はありますか?


「はい、あれは3周年の「希望の歌」ツアー大阪公演だったんですが、公演中にスタッフが僕にサプライズで、親からのメッセージをスクリーンにバーンと映した時は、涙が止まりませんでしたね。もちろんいつも応援してくださってるファンの皆さんも非常にありがたいんですが、中でも親と言うのは一番のファンであり、後押ししてくれる味方なので」


──ありがたいですね。そして「藤澤ノリマサ 5th Anniversary CONCERT」についてなんですが、これはやはり5周年という事でベスト的な内容になるのでしょうか?


「はい、やはり普通に考えると、そうなりますよね(笑)ただ今回武部さんとのコラボレーションというのもあって、様々な方々と内容についてディスカッションして、これまでの集大成というのは勿論なんですが、これから6年目7年目を迎えるにあたって、新しい自分を出そうという面も出てくると思います」


──ここが新しいスタートの様な意味合いもあるんですね。


「はい、そういう事はいつも心がけています。ただ、背伸びはしたくないなと思っていて、何か新しい事をするために今までの自分を失いたくないという気持ちもあるので、上手く枝分かれさせていければ良いなと思っています」


──非常に大変な作業のようにも思えますが。


「はい、僕のジャンルには前例がないので、先輩に相談したり、聞いたりという事ができないんですね」


──開拓者ですものね。


「はい、だから自分が間違っているか合っているか分からない、でも進むしかない!と思ってやっています。そしていつか、「ポップオペラ」というジャンルが「韓流」のようにCDショップに一つのコーナーとして出来れば良いなという目標があります」


──良いですね!そしてライブには先ほどもお話されてましたが、武部聡志さんを迎えて行われる訳ですが、出会いはどういった経緯で?


「もともと武部さんの事は凄く尊敬していたんですが、たまたま同じ公演などに出ている中で、武部さんにご自身の公演に誘っていただいて、そこから色々お話させていただく仲になりました。もうかれこれ3年くらいお付き合いさせていただいてますね」


──今回の公演には武部さんはどういった関わり方をされているんですか?


「選曲を武部さんと僕で行ったり、楽曲の見せ方やストーリーなどのトータルプロデュースをしていただいてますね。実際に公演にどのように出られるかは来ていただいた方のお楽しみになると思うんですが(笑)でも今でもこの公演に向けて武部さんと様々お話させていただいてる中で、やはり武部さんの膨大な音楽の知識というのは凄く勉強になっていて、なのでこれまでに見た事ないような公演になる予感がしています」


──藤澤さんの今後の活動予定をお聞かせください。


「今お話させていただいた武部さんもそうなんですが、ありがたい事にこの仕事をしていると色々縁が繋がっていくもので、ラジオ番組でご一緒させていただいた小原孝さんと4月14日(日)にサントリーホール 大ホールでセッションさせていただきます。あと、今は作品作りの毎日なので、一日でも早く、ファンの皆さんに聴いていただければと思っています。あとは6月の東京と大阪の公演を成功させて、個人的には秋ごろにまた全国を周るツアーが出来たら良いな、と思っていますね」


──楽しみですね。そして藤澤さんと言えばお話の中にも出てきましたが、今年の3月で30歳を迎えられましたが、何かここはこうしたい!みたいな事ってありますか?


「僕は人の話を聞いてないとよく言われるんですが、実は凄く聞いていて(笑)なので例えば多くの人が作品を褒めてくれても、1人の人が否定的なことを言ったら「なんで!?」って言いたくなってしまうんですね(笑)でもそういうのって正解があるものじゃないし、好みもあるから、って後から冷静になると気づくんですが(笑)」


──(笑)でも自分もよくそういう事あります。


「だから冷静で客観視できる自分になりたいですね(笑)精神面でも色々な面で大人になりたいなと思います。……でも直せる部分とそうじゃない部分もあるし、これが自分らしさ!っていう部分もあるので……ってちょっと自分をフォローしてますが(笑)まあバランスを取って行ければ良いなと思っております(笑)」


──(笑)このページを見ている方に一言お願いいたします。


「この5年、一生懸命、走り抜けて個人的にはあっという間だったんですが、今1stシングルを聞き返してみると、今の自分は経験を積んで成長できたと思っているんですね。歌い方でも、武部さんがおっしゃっていたんですが、投手で例えると、最初はストレートだけだったのが、変化球も駆使して三振も取れるようになったんじゃないかな、と思っていて。声にも肉がついて、柔らかさが出てきたというか。ファンの方も、このページで僕を知ったという方も、ずっと成長していきたいと思っているので、進化し続ける藤澤ノリマサを応援よろしくお願いします!」


取材・文:佐久間 隆(ぴあ)


<公演情報>
「藤澤ノリマサ 5th Anniversary CONCERT」


6月1日(土) 17:00開演 オーチャードホール (東京都)
6月15日(土) 17:00開演 梅田芸術劇場 メインホール (大阪府)

【席種・料金】全席指定-7000円
【一般発売日】4月6日(土) 10:00

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