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チケットぴあインタビュー

黒崎真音

黒崎真音
デビューから2年半の間、アニサマ出演やALTIMAでのユニット活動、企画盤などさまざまな形で精力的に活動してきた黒崎真音が、ついにオリジナル2ndアルバム『VERTICAL HORIZON』をリリースする。ほとんどの曲で作詞を担当したり楽曲を発注したりと、ここでもマルチプレイヤーぶりを発揮する彼女にとって、内容的に大きな意味を持つアルバムが完成した。そしてさらに東名阪を廻る、初のライブツアーがまもなく始まる。彼女のライブ志向の強さとともに、各曲のポイントまでじっくりとインタビューした。

■2年半の成長ぶりをライブツアーに込める


──これから初のライブツアーを控えている黒崎さんですが、これまでの活動を振り返ったときに印象に残っているライブというとどれになりますか?


「昨年10月に開催したSHIBUYA-AXでの2周年記念ライブは、これまでで一番大きな規模でしたし、準備にはセットリストからダンサーさんの動き、照明までいろいろアイディアを出していったので、すごく力の入ったライブだったと思います」


──照明やダンスについてもご自身で考えられるんですか!


「実はすごく凝り性なんです(笑)。この曲はダンサーさんを付けたいとか私から提案して、みんなと話し合いながらやらせてもらっています。ダンサーがつくとステージがすごく華やかになるし、私自身も振り付けが好きなのでこれからもやっていきたいなと改めて思いました」


──活動2周年を迎えることにはどんな思いがありました?


「デビューした時は2年後のことなんてとても予想がつきませんでしたが、迎えてみたらもっとしっかりしなきゃなと思いました。もっとしっかりしている予定だったので(笑)。まだまだ緊張はするしMCのときは頭が真っ白になっちゃうし、そこをスムーズにできなければ一人前とは言えないなと感じます。ファンのみんなは温かく見守ってくれるんですが、そこで安心するのではなく、良い意味でみんなをびっくりさせるライブをしたいなと改めて思ったので、それを今回のツアーに繋げていきたいなと思います」


──高い目標をお持ちになって向かわれているんですね。


「立ち止まる日もあるんですけど、基本的に底にある部分は前向きで、数日ヘコんでも次のライブでは何をしようかとか自然に考えられる自分がいるので、意外としぶといかも(笑)。これはこの2年半で気づいたことですが、それを踏まえてさらに自分を高めていけたらいいですね」


■作詞を楽しめるようになった現在


──今回のアルバムでもほぼ全曲作詞をされていますが、以前から詞を書くのは得意だったんですか?


「いえ、得意ではなかったと思います。自分ではいいと思っても周りからは評価されないという……(笑)。あと、デビュー前は曲の1番までしか書けないことがすごく多かったんです。でもデビュー曲の『Magic∞world』のときに機会をいただいて、これはイイものを作らなくてはと何日も集中して書いたら、まさかのOKをいただけました。それがはじめて自分の作詞に自信を持って好きになれた瞬間でした。そこから作詞への興味もわきましたし、やっていきたいという前向きな思いができたので、シングルの度に書かせてもらうようになって、今は作詞が楽しくてしょうがない気持ちです」


──経験がさらにご自身を成長させたわけですね。


「いろんな作品に作詞で携わらせていただくのは最初、プレッシャーでした。その作品の一部となって一生残るものなので、迷いのないものを作らなくてはと必死だったんですけど、今は逆に冒険ができるようになりました。それは私の今までの経験もあるのですが、レーベルの先輩である川田まみさんとか、KOTOKOさんの歌詞からすごく刺激を受けています。作品にもリンクしつつそこにアーティストの顔が見えて、すごく"フェアな位置"で書いていらっしゃるところに、すごくインスパイアを受けました。今は自分らしい歌詞というのも少しずつ掴めてきて、いろいろできる気がしてきました。この2年半で私にとって一番の財産になった部分かもしれません」


■リスナーの明日につながるアルバム


──今回のアルバムには多くの新曲が収録されています。それぞれどんな思いで作詞され、歌われてきたのか教えて下さい。まずは『[Dreamedwolf] 』を。


「最初に曲のデモをいただいたときに、狼が浮かんできたんです。タイトルに付いている括弧は、檻に閉じ込められて悪夢にうなされたり、しがらみにとらわれているイメージです。そういう人への“迷うものなんて壊しちゃえ”というメッセージソングになっていて、力強い歌になりました。メロディがGメロまであってすごくドラマチックだったので、ストーリー性があって気持ちが変わっていくような曲になりました」


──次はアルバムタイトルにもなっている『VERTICAL HORIZON』。まずこれはどういう意味ですか?


「『垂直な地平線』という意味で、地平線も自分が横になると縦に見えたりと、自分自身の見方を変えると、固定されたものが形を変えると思うんです。私のアルバムもいろんな角度から見て楽しんでもらいたいという気持ちを込めています。あと、今回は地平線から太陽が登るようなイメージでアルバムを作りたいなと思ったので、聴いた人が元気になって明日につながるようなアルバムにしたいということで、このタイトルにしています。ただアルバムすべてをこの曲が背負っているわけではなく、タイトルの核となる部分を歌っています。この曲の中には波や風の音が入っていて、それがまさに地平線を浜辺で眺めながらポツリポツリと歌っているようなイメージです。一番神秘的な曲になっていますね」


──アルバム構成上、ここにリード曲を置いたのはなぜでしょうか?


「走り出しはスピード感が欲しいということで、4曲目までは勢いがある曲が続いていたので、どの曲を置こうかなと思ったときにこの曲をいただきました。太陽が沈んだところから始めたかったので、月をイメージするような曲を前半に置くようにはしています。今回のアルバムが前作『Butterfly Effect』と大きく違うところは、オープニング曲が多いということ。だからシングル曲を並べただけでもパワー感があるんです。ただ、そればかり並べてもちょっと疲れるかもしれないので、この『VERTICAL HORIZON』が良い作用をしてくれて、アルバム全体が聴きやすくなっているのではと思います」


──『starry×ray』は デビュー曲『Magic∞world』を書かれた井内舞子さんによる曲です。


「井内さんに書いていただくのはそれ以来、2年ぶりになります。すごくキラキラしてスピード感のある曲で流れ星みたいな印象を受けたので、デビューの頃を思い出すような気分になりました。デジタルロックが好きな方にはピッタリの曲になったと思います」


──『Dresser Girl...(ハート)』はすごくかわいらしい曲ですね。


「はい。このアルバムの中で一番冒険した曲なんです。今回、新曲のイメージはそれぞれ私からアイデアを出させてもらいました。女の子の気持ちを歌いたいという思いから生まれて、それをfu_mouさんに作ってもらったのですが、自分で書いていて恥ずかしくなるような感じもします(笑)。女の子がデート前に髪の毛をいろいろ試すんですが、男の子から『やりすぎだよー』とか言われて、『私の心をわかってくれないなー。あなた次第なんだけどな』みたいな乙女心をエレクトロポップに乗せて歌ってみました。ちょっとレトロな振付も考えたのでライブで一緒に踊れたらいいなと思っています」


──『Distrigger』もスピード感が気持ちいい曲ですね。


まさにデジタルロックらしい曲になっていて、詞のテーマが『自分の限界を超えて闇の先にある光を掴む』ような、自分で未来を切り開く意味を込めて歌わせてもらいました」


──これはゲーム『神狩デモンズトリガー』のオープニング曲で、作品でも声優に挑戦されていますが、どんな経験でしたか?


「“ありがとう”とか一口コメントなんですが、アニメとかゲームの声優さんを見ているとみなさんすごく自然に声を出されるので、自分もできるかも? と思ってやってみたのですが、難しすぎました(苦笑)。やっぱり、声優さんのお仕事ってとんでもなく難しいんだなと思い知らされました(笑)。もともと声優という職業にはリスペクトがあるのですが改めて尊敬値が上がりましたね」


──そしてつづく『FRIDAY MIDNIGHT PARTY!! 』も格好良い曲ですね。


「こういう曲がずっと欲しかったんですよ。かけ合わせがあったり、みんなで歌う曲が欲しいんですと言っていたら、それならR.O.Nさんがいいねという話になり、バッチリな曲が届いたんです。こういう弾けた詞も書いたことがなかったんですけど、オリジナルソングだからこその遊びも入れられたので、ライブではまさにパーティー気分で盛り上がりたい曲ですね。今からワクワクしています。この曲はサイリュームを持たずにクラップしたりと忙しい曲になりますよ!」


──アルバムを締めくくる『story~キミへの手紙~』。こちらの作詞はいかがでしたか?


「『Butterfly Effect』のときは太陽が登った後に沈むようなしっとりして考えさせるようなバラードで終わる感じだったのですが、今回は沈んだ後で最後に太陽がまた昇るイメージにしたかったんです。ゆったりしてはいるんですがあまりバラードすぎず、優しい気持ちになれる曲でとお願いしました。人間って生まれながらに白い本を持っていて、自分のしてきたことを書き記しながら生きている気がして、それを何十年も書いていって最期に本をパタッと閉じて自分のタイトルを書くんじゃないかと思っているんです。それがみんなにとって温かいものであって欲しいと思っていて、それがいずれ誰かのもとに羽ばたいていくという、ひとりひとりの物語を大切にして欲しいなという意味を込めて書きました」


■自分の足りないピースを埋めるアルバムが完成


──オリジナル・アルバム2枚目にして、人生を長いスパンで見たときに歌うような壮大な曲が生まれましたね。


「このアルバムは私に足りなかったものを色々埋めてくれたんです。今まで本当にバリエーション豊かにいろんな曲を歌わせてもらっているなかで、それぞれの点を線に変える曲をいつかやりたいと思っていました。今回のアルバムは、そんな私の足りないピースを埋めてくれた気がします。ある意味で黒崎真音が1周した気がした気がして、過去と未来を繋げてくれた重要な1枚になったと思います。今回、トラックダウン作業にも参加して、この音をもっと大きくして欲しいとかいろいろ言わせてもらって、作曲の方と一緒に作っている感じがすごく強くて、1曲1曲が可愛く思えて仕方なくて、自分の子供みたいな感じです(笑)。作詞については2年半活動してきて、ちょっと力の抜けた表現もできるようになってきた気もするんです。はじめはもっと強ばっていて、そこから抜け出した気もしますね。今の私の状況を歌にするとしたらこういうメッセージ性になって、それを素直に表現できたので、2013年の黒崎真音はここにあるんだと思います」


──そんな黒崎さんの今を生で各地のファンに披露するタイミングがやってきます。今、はじめてのツアーを迎えるにあたってどんな思いですか?


「今までソロライブは東京だけだったので、各地に行けることがすごく楽しみです。とにかく熱さを満載にしたライブにしたくて。SHIBUYA-AXのときはわりと緩急をつけていたのですが、今回はアゲ曲ばっかりじゃないってくらい(笑)。もちろんバラードもあるんですが、ライブが大好きで声を出したいと思っている方はぜひ来ていただきたいですね。女の子用のスペースもあるので安心して見に来てください(笑)。今回、セットリストの一部も各会場で変えていく予定で、それぞれの場所で違った楽しみもできると思います。今まで私をフェスで観てくれていた方も、ワンマンだともっと自分の深いところまで出していけるので、ぜひ見に来てください!」


取材・文: 日詰 明嘉


<公演情報>
『MAON KUROSAKI LIVE TOUR 2013“VERTICAL HORIZON” supported by ブシモ』


4月20日(土) 18:00開演 ボトムライン (愛知県)
4月21日(日) 18:00開演 OSAKA MUSE (大阪府)
4月28日(日) 18:00開演 Shibuya O-WEST (東京都)

★チケット発売中! ご購入は →こちら

「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」出演決定! 公演詳細はこちら
アニメぴあ「Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-」特集ページhttp://pia.jp/t/anisama/

<INFORMATION>

2nd Album
『VERTICAL HORIZON』

2013.04.10 on sale
【初回限定盤】GNCA-1353 ¥3,885 (TAX IN)
【通常盤】GNCA-1354 ¥3,150 (TAX IN)
■初回限定盤特典■
●2012年10月14日、SHIBUYA-AXで行われた2周年記念ワンマンライブのLIVE映像Blu-ray化し収録。
●『神狩デモンズトリガー』限定カード用シリアルコード封入。