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チケットぴあインタビュー

THE MODS

THE MODS
10月24日(水)に1年9ヵ月ぶりのNEWアルバム『JACK & JOKER』をリリースするTHE MODS。オープニングの“Are You Ready”のコールからスタートする今作は、節目の年を経てこれからもROCKし続けるMODSのスタンスを感じさせる、まさしく“THIS IS ROCK’N’ROLL”的な一枚。アルバムリリース、故障によるライブ延期、野音、震災からチャリティライブに変わった30本のツアー。激動のデビュー30周年イヤーを経て放たれた様々な思いの詰まった今作、11月からのツアー、そして6年ぶり地元・福岡でのカウントダウンライブについて、じっくり話を聞いてみた。

――タイトルも含め、今回のアルバムコンセプトについて聞かせてください。


森山:「コンセプトは特に重要視はしてなくて。タイトルにした『JACK & JOKER』とついているように、“JACK”というのは実は、兵隊というかQUEENとKINGを守る役目で戦いの人な訳。トランプの中で。“JOKER”ってのは、みんなが知っているように、いたずら好きで、運命を変えたりとかユニークな存在。今回のアルバムはそうゆう“JACK”的要素、ちょっとシビアで戦いまで言ったら大げさだけどそういう部分と、“JOKER”的なユーモアさ、いたずら的な部分がうまく入ればいいかなと。それが、両方うまくメッセージになってればいいのかなと思ってこういうタイトルになったんだけど。」


――今の話を聞いて、中身を聞くと納得のタイトルですね。今回はアルバムのスタートからROCKなナンバーが続いてますが、前回に比べてよりストレートな楽曲が多いような気がしますが。


森山:「ひとつは30年たったその後のアルバムということで、そうゆう時にどうしようかなぁと思った時に、まぁ30年たっても、“Are You Ready”だよね。デビューアルバムぐらいの感覚だと思う訳(笑)。でもなんか仕切り直しという訳じゃないけど、30年経っても俺たちは変わんないよという部分があるから、まだまだ“Are You Ready”って部分があったし、その辺を最後まで変えたくない所もあったので、MODSらしいBEATがありつつも、『ロックをトメルナ』のようなハードなナンバーなんだけど、ちゃんとメッセージも込めたつもりだし。」


――最初の3曲はいい流れになってますよね。


森山:「なってますよね。」


――周さんはどうでした?


佐々木:「大好きな(笑)、MODSらしいというか、3曲立て続けに高速BEATがあって、4曲目(ロカビリー調の曲)にいき、それで『あの日に』に行くというすごく流れがいいアルバムで、ずっと聴けるアルバムになっていると思いますね。」


――割と『ロックをトメルナ』とか、後半の曲でもドラムがキーになる曲があったような気がしましたが。


佐々木:「BEATを重くしたいという感じで思ってて。なのでそういう時はピストルズとか聴いてみたり、他もいろいろ聴いたりして、こういうアプローチしてみようかなぁと思って。歌詞がやっぱハードな事言っているので、それに見合ったフレーズを作りました。」


――その流れからの5曲目の『あの日に』にですが。


森山:「これが一番悩みましたね。歌詞・・・、もう歌わなきゃいけない、何かあの時の感じた事を絶対歌わなくちゃいけないってのは、ずっとあったんですよ。ツアー中だったし、これを忘れないようにしないとなってのは去年ずっとあって。で、いざ曲作り始めた、冷静にもう1回感じたことをつづり始めた時に『俺みたいな奴が書いていいのかな』とか、当事者でもないし、そこにいた訳でもないし。そこの不安が生まれ出したけど、でもスルーして何もなかったかのように、ただ楽しい曲ばっかりがいいのかとか、それは絶対違うなと思って。どんな受け止め方されようが、自分が感じていること素直に書こうと。そこにはきっと答えはないけど、間違いなく自分が思う事実のリアルさはあるだろう。それで書き上げれたというか。」


――震災後、石巻に行かれたんですよね。


森山:「割と片付いていますとか、だいぶいい感じにっていう話を聴いてた訳です。で俺たちは、よかったねという感じで行ったら、全く片付いてないし、ひどい有り様っていうか。もっとひどかったんだろうなとは思うし。言葉がなかった、みんな。ここで言葉を吐くことが失礼だと思った。それでもうその辺を回って、絶対これを忘れちゃだめだと思って帰ったけど。こりゃ絶対アレだね。チャリティやらなくちゃ。もう30周年ツアーじゃねえよ。俺達の30周年なんかどうでもいいよっていうスタンスに変えていって。MODSの出来るイメージないかって、赤十字がどうのじゃなく、俺達はROCKのシンジケートだ。レッドクロスシンジケートじゃなく、MODSクロスシンジケートってイメージを作り、そこでチャリティの形を自分達でやっていこうという事で、30周年終わってもそのスタイルでやって来ましたね。」


――今回、苣木さん、北里さんの詞や曲もライブで生きてく感じが随所に感じられました。


森山:「そうですね、ライブでこの曲をしたいなって思わせる曲を今は作っていくべきだと思うし。まぁ、いずれこれはライブでは、する必要がないようなアルバムを作りたいというような欲もあるし。CDでしか出来ないよっていうのにも、それはそれでチャレンジすると思うし。でも今はやっぱライブですね。ライブが好きで、東京に出ようと、プロになりたいと思ったし、俺レコード作るためにプロになりたいと一切思ってなかったから。ライブしたい、ライブでメシが食いたいって。そのスタンスはきっと変わんないと思う。ライブをもうやりたくなくなった時に、初めてもう辞めようかなっていう感じだと思うよ。」


――アルバムの最後のもう1曲のバラード『少年の頃』については


森山:「これはやっぱり今回、いろいろ考えさせられたことが去年特にツアー中にあって。なんかこうすげえ自分が純粋だった頃に立ち返らせられたというか。要するに人間ってのは寿命があるもんやし。でも、普段そんな事ってリアルじゃないじゃない?現実問題いろんな事を見たり経験して、それを感じたというか、考えさせられたよね。そういう時に、自分がROCKERというか、音楽はROCKなんだけど、それを俺達は歌っていかないかんし、ライブしていかないかんし。好きでやっていることなんやけど、果たして未来に対してっていう言い方はおかしいけど、役に立ってんのかなとか、そうゆう風な事まで思ったよね。
あの震災のあった次の日俺達名古屋でライブだったからね。あの時に、『どうします?』って言われて、俺はやるべきだと、チャリティに変えて行こうと。確かにいろんな批判をいう人もいたよね。っていうかMODSだけじゃなく、そうゆう風潮があったよね。でもさ、そんなのはすぐ終わって、結局は何もなかったかのようにみんなやって。何か俺達って結局、役に立ってんの?アクションであったり、言葉であったり。でも結局俺は音楽が好きで。で自分がバカみたいに夢を見ていたというか、野球選手になりたいとか。そこでROCKに出会って、もうすべてが100%なんだよね。あの時の自分っていうのが、一番最高だったね。でもポーン来れる訳、今あの頃の自分に。もちろん汚いことも知ったし、いろんな事経験して来たけど、まだこうやって歌ってるって部分では一点の曇りもなかったし。あの頃をもう一度冷静に考えた時に、でも俺達はずるくもなってるし、汚れて来たんだろうけど、せめてROCK、音楽に関してはまっすぐ生きたいよなぁっていうか。だからそういう意味で、俺だけじゃなく、いろんな人たちというかみんな絶対何か出発しようとかやってる人達が一回は、そういう事を考える瞬間があるんじゃないかなと。 もう一つはやっぱ、今の子供たちが果たして、そういう夢とか未来とかを描き易いのかなっていう恐怖感もあるよね、実は。便利で楽な時代であるかも知れないけど、でもなんかすげぇ凶暴な事件が増えているし、俺のガキの頃より。いろんな意味でどこか歪みが来ているっていう気がする訳。でもその頃自分達というか、みんな立ち返ったら絶対にきれいな瞬間ってあったと思うんだよね。それを何か思い出してほしいし。それは別に過去を振り返る訳じゃなくて、立ち位置をもう一回知るべきだというか、何でここに今いるんだっていう、絶対そこには理由があるだろうし、いろんな事があっただろうし。それが結局俺達、俺だったらROCKが好きなんだ。それがすべてなんだ、そんなシンプルな事でいいんじゃないじゃないかなと思う。」


――アルバムと同じタイトルの11月からスタートする全国ツアーですが。


森山:「まあ、全部はしないと思うけど。どうかなぁ、半分くらいはやる予定ですけど。」


――そして、6年ぶりの福岡でのカウントダウンですが。周さんは初めてですね。


佐々木:「です。」
森山:「夜11時くらいからのライブ、眠いよー(笑)、待ち長いよー。」


――ゲストのEL CAMINOですが。


森山:「まぁ、暖ためてくれれば。話術もありますし(笑)。」


――が~まるちょばについては。


森山:「俺が推薦してやりたいって言って。何年か前から好きだったんですよ、個人的に。最初見た時、おもしろいなぁと思って。ファッション的に見るとロックだし。で、去年か一昨年ぐらいも一応オファーは出してたんですよ。OKもらってて。でも、こっちサイドでだめになって。それで、また今年やるって決めた時にオファー出したら、やってもらえるという事になって。バンドも考えたけど、こうゆう言葉がなくても成立するパフォーマーよね。こうゆうのあっていいんじゃないかなぁと思って。是非、俺が好きだから、見たら絶対おもしろいし。実際ヨーロッパの方でも、ものすごい人気だし。」


――そして、夜11時ごろからのライブですが。ROCKA★DIVE NITEって、割とカバーとかもあって、そこも含めてのカウントダウンでの5回目開催となる訳ですが。


森山:「迷うなぁ(笑)。そこまで考えてないけど。でもいつもよりは、まぁこっちも楽しんでやりたいと思ってるし。たぶんちょっとレアな曲もあるかもわからないし。MODSだけと言うよりも、EL CAMINO、が~まるちょば込みで楽しんでくれたらいいなぁと思いますね。」


――最後に一言お願いします。


森山:「ほんとあっという間で、今年も残り少なくなってるけど、このアルバム聴いて、とりえあずいろいろあったここ何年だけど、あんまり楽しいニュースは少なかったような気がする。MODSのライブに来てすべて忘れて楽しんで下さい。」
佐々木:「CDは10月に出るんですけども、CDとはまた違うアレンジでライブで楽曲が出てくると思うんで、その辺も楽しんで欲しいなと思います。」

取材・文 ぴあ編集部

<公演情報>
●THE MODS TOUR 2012「JACK & JOKER」

11月2日 (金) Live House 浜松窓枠 (静岡県)
11月4日 (日) CLUB ROOTS (岐阜県)
11月9日 (金) BIGCAT (大阪府)
11月11日(日) DRUM LOGOS (福岡県)
11月14日(水) ペニーレーン24 (北海道)
11月17日(土) 山形ミュージック昭和Session (山形県)
11月23日(金・祝) ボトムライン (愛知県)
11月25日(日) 金沢EIGHT HALL (石川県)
11月30日(金) 高知X-pt. (高知県)
12月2日(日)神戸VARIT. (兵庫県)
12月7日 (金) CRAZYMAMA KINGDOM (岡山県)
12月9日(日)DRUM Be-9 V1 (熊本県)
12月15日(土) SHIBUYA-AX (東京都)


THE MODS SPECIAL LIVE IN HAKATA ROCKA★DIVE NITE VOL.5
12月31日(月)DRUM LOGOS(福岡県)
出演=THE MODS
ゲスト:EL CAMINO、が~まるちょば