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チケットぴあインタビュー

ROLLY

ROLLY

――バンドや舞台、本当に多彩な活動をされているROLLYさんですが、この8月6日のライブはどんな内容になりそうですか?


「私、すかんちでデビューしてね、もう20年になりますが……。今回は、その始めの10年分かな。すかんち、ROCKROLLY、ジャングルブッダ……私の20年のキャリアの中からそのあたりの曲を、永井ルイ、小川文明、そして小畑ポンプという懐かしのメンバーと一緒に演奏するというね! しかも、こういうことがいつかあるだろうと、完全に予測してたのよ。「ROLLY MIDNIGHT SHOW」っていう曲がね、もうすでに出来てて……。このコンサートもまだ決まってないはるか何年も前に"きっとこれ、やろだろうな!"と思ったから、そのテーマソングを作ったの」


――えっ? この企画自体、まだ決まったないのにテーマソングを、ですか?


「(笑)うん。まだ決まってもないコンサートのテーマソングを。それはね、こういう歌詞なんだ……。♪Tokyo! Midnight! One night show!Glory! Tokyo! Midnight! Late show……。"Late Show!"とまで言ってるから、それはやっぱり、ここでやるための曲だったんだろうね」


――すごいですね、それは……。イベントの内容そのまんまって、まるで予言者のような(笑)。で、その曲が聴けるのは……。


「そう! この公演だけ! それもすごい楽しみですし、あと、コンサートって普通、始まるのは18~19時ぐらいからだけど、こんな夜中にやったらちょっと特別な感じがするし。しかも、そのあと渋谷Christon Caf? に移動して朝までパーティーっていう……。最高にクレイジーな夜になるんじゃないかな」


――ROLLYさんと、朝までたっぷり……。めでたくも引き出物付きの20000円のチケット代にふさわしい、豪華でクレイジーな夜になるんでしょうね(笑)。アフターパーティーのほうも、面白い催しを考えてますか?


「例えば……。普段けっして聴くことができない、楽曲を制作するにあたってのデモとかもちょっと聴いてもらったりしてみようかな。曲がだんだん完成していくさま、変わっていくさまとかね。歌詞も全然違うし、アレンジも全然違うし……。まず最初に、自分が家で作ったデモがどんなものか、それがどんなふうに製品化されているのかを知ってもらえたら面白いかなっていうのと……。これは、おぼろげな想像ね。朝まで時間はたっぷりあるんで、渋谷Christon CafeのVIPルームで個人面談っていうのもありかもね!」


――(笑)今回のイベントは、お客さん300名限定でしたよね。ということは、かなりの数の面談数が……。大変ですね!


「(笑)計算すると何分になるのか分からないけど。で、そうすると……。"あいつ、個室に入って何やってるんだ!?"ってことになるかもしれんけどね(笑)。と、まぁ、内容は何も決まっていない状況なのですが……。今回のこれは"ROLLY 20th Aniversary Vol."となっているので、今年は面白いことが何かしら続いていくんじゃないかと。5年前に僕は、あるレストランに行きましたら、頼んでもいない料理が次々と運ばれてきて、"なんですかこれは?"って言うと……。"5年後に、あなたはとてもいいことがありますよ!"って言うんですよ、そのお店のインドネシアの女主人が。で、"そのお祝いに出しました!"って言うんですけど、5年後になにがあるのかなと思っていたら……。去年、NHKの朝の連続テレビ小説(「つばさ」)に出演させてもらったおかげで、沖縄のすっごいすっごい田舎の小っさなアイスクリームスタンドで働いてるおばあちゃんまでもが、私のことを知ってくれるようになったり。それは本当に素晴らしいことですし、去年の年末は紅白歌合戦に出演もできたし(平原綾香のサポートバンドに参加)、そして、今年になってからもまた慌ただしく……。舞台、クラシックのコンサート、ロックバンド"卍"のコンサート、さらにミュージカルもやって……」


――シャンソンのステージにも立たれましたよね(7月・"パリ祭")。


「うん、そうだね。シャンソンのコンサートもやってるし、"21st Century Stars"(THE COLLECTORS・加藤ひさしとのユニット)の再結成、そして、9月には自分が主演の"人生はショータイム!"という舞台があって……。その"ショータイム"っていうタイトルがまた、自分の人生を象徴してるようで。"ショー"なんですよね、僕は、どっちかっていうと。基本的にはロックミュージシャンなんだけど、こう……。ショーアップされて、妖しく、華やかなものが大好きなもんでね、そのおかげで色んなものに手を染めてきて。ロックミュージシャンとしてはかなりのゲテモノなんですが、ゲテモノ界の中では最も王道を行く人間なのではないかなと」


――(笑)ゲテモノ界っていう表現もすごいですけど。ロックの世界から見たら、たしかにROLLYさんは特異な存在だと思います。


「うん。ロック界から見たらそう思うかもしれないんですけどね……。例えば、私が歌ってるシャンソンやジャズのステージを一度見ていただけると、分かる人ならば、"こいつは元々こういうのがやりたかったんだ!"っていうのが分かると思うんだ。"なんでシャンソンなんですか?"、"どうしてクラシックなの?"、色々聞かれるんですけど、そのときに僕は必ず"QUEENが好きだからさ!"って答えるようにしてるの。QUEENのなにが僕は好きかというと、みんなが知ってる有名な曲はわりとストレートなものが多いですが、例えばアルバムに入ってる小作品なんかは、シャンソンだったりクラシックっぽかったりして……。普通にロックだけをやる、っていうんじゃなくね。だから、今の私がやっていることというのは、自分のルーツを貪欲に追求していった結果なのではないかなと」


――基本のフォーマットはもちろんロックで、そこにシアトリカルな要素とか色々な音楽の要素を融合させるスタイルは、QUEENと共通のものがあるかもしれないですね。


「そうね。普通、ロックバンドをやってる人が演技をやったりすると"俳優さん"になってしまうんだけど……。それで、ファンの皆さんはよくさみしがるだろうから、僕は俳優もやるけれどバンドもやり続けるし。なんといっても僕は、ギターが大好きなんでね! 色んな仕事をやるけれども、自分のギターを応用できるような……。最近は、シャンソンでもギターを弾いておりますから」


――シャンソンでギターですか!? それは、シャンソン界でも前代未聞でしょう(笑)。


「ええ。シャンソンでもクラシックでも、エレキを弾きます!」


――どんな舞台でもギターで臨むのは、自分にとってのアイデンティティというか……。


「そうね。それをお客さんも待ち望んでくれてるし、なぜか自分では気付かなかったけれど……。やはり私は、ギターを持った瞬間に人が変わるらしく。それまでの、物静かでおとなしくて消極的な自分から、ギターを持つと変わるらしいんだ。だから、それは死ぬまで忘れたくない部分ですね」


――ギターを手に、色々な世界へ貪欲に挑んでいって。それも含めて、面白いアイデアをフル動員してファンを楽しませる人って、日本の音楽の世界の中でもなかなかいないと思うんで、ROLLYさんがこれからどんな道を進んでいくのか非常に興味があります。


「頑張りますよ! 今は20周年ですけど、あと20年経ったらもう60代になるんでね……。60代でもこんなメイクをしてるだろうから、かなり不気味になっていくさまを見届けてほしい(笑)。まぁ、それはともかく。今回の20 周年ライブ、2万円はけっして高くない! ……………と、思う(笑)。きっと、楽しい夜になるでしょう!」


取材・文:道明 利友