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チケットぴあインタビュー

紗希&Rie fu

紗希&Rie fu
テレビアニメ「しろくまカフェ」オープニングテーマ第3弾を手がけるのは、紗希&Rie fuが歌う『You&Me』。紗希は「しろくまカフェ」のEDテーマで、そのソングライティングのクオリティの高さと幅の広さを実証済の実力派シンガーソングライター。そしてRie fuは、アコースティックからポップスまで、卓越した歌唱力で巧みに歌い上げ、アメリカで幼少時代を過ごしたことから、その制作楽曲の歌詞は、日本語と英語を絶妙にミックスされているのが特徴的なシンガーソングライター。2人の実力派シンガーによるコラボで生み出された曲はどういった仕上がりになったのか?原作のファンでもある2人に、楽曲から「しろくまカフェ」で好きなキャラまで話を聞いてみた。

――まず、おふたりの関係をお聞きしたいんですが。


Rie Fu「初めてお互いを知ったのは10年くらい前ですね」

紗希「そうですね」



――結構古くからのお付き合いなんですね。


Rie Fu「はい、私がデビューしたレーベルから紗希ちゃんもデビューされていて、デビューする前のデモテープを作る会社の担当者が一緒だったんです。その時から紗希ちゃんの名前を知ってました」



――顔見知りだったんですか?


紗希「その時は会った事はなくて、そのレーベルから先にRieちゃんがデビューをして、私が後に入って、Rieちゃんのライブを見に行ったのが初めて会った時かな?」

Rie「8年前だね」



――なるほど。では今回、紗希&Rie fuとして活動されるきっかけとなったのは?


紗希「しろくまカフェのエンディングテーマの制作を、昨年の4月から私が担当させていただいていて、その流れで新しいオープニングテーマを私が作るという事になったんですね。そこで私とRieさんに親交がある事をスタッフさんも知っていらっしゃったので、2人でユニットを組んで、何か面白い事できないかな、という相談を受けたんです。私も出来たら良いなと思っていたので、Rieさんをお誘いしました」

Rie「このユニットの話が来る前から、紗希ちゃんからは「しろくまカフェ」のお話を聞いていて、作品のファンでもあったので、「私もやりたい・・・」ってアピールしつつ(笑)実際に紗希ちゃんからお誘いを受けたので、嬉しかったですね」

紗希「Rieさんのソロアルバムもずっと聞かせていただいていて、Rieさんの作品には独特な柔らかさがあるなあと感じていたので、ほんわかした雰囲気のこのアニメには合うだろうと思っていました」



――作品のお話が出た所で、お二人がそれぞれしろくまカフェで好きなキャラクターを教えていただきたいのですが。


Rie「私が好きなキャラクターは皇帝ペンギンとキングペンギンのヒナです」



――(笑)ペンギン推しなんですね。


Rie「(笑)ヒナが凄く可愛くて、まさかキングペンギンのヒナがあんな毛むくじゃらの見た目だとは知らなかったので、アニメを見て勉強になりました(笑)今度は動物園で実物を見てみたいな、って(笑)」

紗希「私はどのキャラも甲乙つけがたいんですが、中でもグリズリーさんが好きです。普通グリズリーって凄い怖いイメージがあるので、アニメでは優しい仲間想い所が良いなと思いました」

Rie「確かに女性に人気がありそう(笑)」

紗希「キュンと来ますね(笑)」



――分かる気がします(笑)アニメのOPにもなっている『You&Me』についてお聞きしたいんですが、お2人の場合、制作はどういう風に進んだのでしょうか?普段1人で作っている場合とはまた違いますよね?


Rie「そうですね、まず具体的な制作に取り掛かる前に、2人でキーワードを話したんです。 最初の「しろくまカフェ」のOPテーマが『ボクにインビテーション』で、「招待」の先は何かなって話して、「カンバセーション」つまり「会話」というキーワードが出てきたんですね。そこで招待から会話があって、大きな輪が広がって・・・というイメージを膨らませて、そこから作り始めました」

紗希「それから曲をRieさんに聴いてもらって、曲の雰囲気とテーマをもとに、インスピレーションで全体の歌詞を提案してもらって、その歌詞を受けてアレンジを深めていって・・・と言う感じですね」

Rie「作業も曲と同じように対話形式で進んだと思います」

紗希「分担がしっかり出来たんじゃないかと(笑)」



――歌詞も韻を踏んでいたりして、聴いていて楽しくなりました。


Rie「そうですね、歌詞も最初はもっとしろくまカフェに拠った感じで作っていたんですけど、もう少しRie fuの色を出してもいいよって言ってくれたので、英語の歌詞を足してみたりとか。そうやってお互いを尊重して作れたと思っているので、その良い雰囲気が作品にも出ているんじゃないかなと思います」

紗希「驚いたのは「ほーら polar bear」というところで、ダジャレを入れてみない?と言ったのは私だったんですが、そこのフレーズが英語でも日本語でも通用すると言うのがびっくりしました」

Rie「そうですね、日本語のよびかける「ほうら」が英語でも聴こえて、その意味がどちらも一緒で、偶然なんですけど、ピッタリハマってびっくりしました。多分、英語詩を入れると言う発想は私1人では出てこなかったと思うので、紗希ちゃんとやって良かったなと思う所ですね」



――お互いの関係性が深いからこそですね。他キャラが歌うEDと、自ら歌う新OPとの共通点や違いは考えたりしましたか?


紗希「特に線引きはしていないのですが、他のキャラの歌っているものはキャラに忠実だったりすんですけど、今回の楽曲は皆で、というのが一つのテーマなのでどんな人が歌っても通用する歌じゃないかなと思います」



――確かに、しろくまカフェの歌としても通用しますが、それを抜いても楽しめる楽曲だと感じました。


紗希「通常エンディングはキャラソンという意味合いが強いと思うんですが、今回の楽曲は私とRieさんの「人間」ソングという感じでしょうか(笑)」



――人間ソング!(笑)良いですね!ここまででもお2人の良い関係性が伝わってくるんですが、お互いへの思い尊敬する点、共感する点などありますか?


Rie「私は紗希ちゃんのことは職人として尊敬していて、ただ職人というと曲とかアレンジとか、ストレートに考える事が多いと思うんですけど、紗希ちゃんは機材の事とか音響の事とか、男子並みで、良い意味でオタクというか(笑)そういう所を凄く尊敬しています。デビュー前から紗希ちゃんは自分でアレンジしてデモテープを作っていて、私はやっと今そういう作業を勉強している所なので、凄いなと思います。職人系シンガーソングライターですね(笑)」

紗希「先ほど職人って言っていただいたんですが、逆に私はそこに拠り過ぎてきているかなと思っていたんですね。アーティストの仕事よりクリエイターとしての活動が増えてきていたので。そんな中、久々に今回はアーティストとしての仕事で、しかもRieちゃんっていう凄く尊敬する表現者と一緒に出来たので、凄く嬉しいです。」

Rie「アーティストといっても、私は好き勝手にやっているだけです(笑)」

紗希「いやいや(笑)Rieちゃんは私に無い所を沢山持っているので、今回一緒に仕事が出来て、光栄に思っています」

Rie「いえいえ、こちらこそです(笑)私は、これを機に紗希ちゃんのアーティストとしての活動がもっと見られたらいいなと思います」



――相思相愛っぷりが伝わりました(笑)ちなみにそれぞれ今後のご活動予定などは?


Rie「私は昨年自分のレーベルを作って、それこそ色々気ままにやらせていただいているんですが(笑)今年は大好きなカーペンターズのカバーアルバムを出したいなと思っています。私はデビューの頃結構アニメのテーマソングを多くやらせていただいて、今回久々のアニメで、しかもOPソングというのは初めてだったので、凄く良い経験でした。この作品を聴いて気になった方は、アニメ以外でも私の楽曲に触れていただければ良いなと思います」

紗希「私はサウンドトラックだったりCMだったり何作か今年やらせていただく予定なんですが、これを機に表現者としての自分をちょっと取り戻して、自分との対話というのを増やしていければ良いなと思います」

Rie「凄くいいですね、楽しみ」



――では最後にこのページを見ている方に一言いただいてもよろしいでしょうか?


Rie「3月のリリースという事で出会いと分かれの季節だと思うんですが、また新しい出会いの輪が広がるようにこの曲をお届けできればなと思います」

紗希「この曲の最後に「この歌をいつまでもyou and me」というフレーズがあるんですけど、そのフレーズは私とRieさんの関係性もあるし、私たちとリスナーの関係性でもあるし、後はリスナーと大切な方という関係性とか色々あると思うのですが、「いつまでもyou and me」というRieさんが書いてくれた言葉通り、この曲もいつまでも愛される曲になってもらいたいなという願いもあるので、ぜひ沢山聴いていただけたらなと思っています」




取材・文:佐久間 隆(ぴあ)


しろくまカフェ公式サイト:http://shirokumacafe.jp