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ブロードウェイ・ミュージカル「ドロウジー・シャペロン」 川平慈英インタビュー

藤原紀香のミュージカル初挑戦作として今から話題沸騰のブロードウェイ・ミュージカル「ドロウジー・シャペロン」。サエない中年男がお気に入りのレコードに針を落とすと、舞台はたちまち彼の大好きなミュージカル「ドロウジー・シャペロン」の世界へ……。“ザッツ・ミュージカル”な本作の日本版演出に燃える宮本亜門のもとには、バラエティ色豊かなキャストが集結。いずれ劣らぬツワモノたちが、作品の見どころと意気込みを語る!

 

──こういう古き良きといったテイストの、明るく派手なミュージカル作品はお好きですか?

「大好きなジャンルですね。僕は基本的に、構成とテンポと曲でどんどん押し込んでいくようなミュージカルが好き。個人的にそんな作品の金字塔は『プロデューサーズ』だと思っているんですが、あんな風に「これはなぜだ?」とか「メッセージは何だ?」なんて観客にブレーキをかけさせずに、最後まで全力疾走しちゃうようなものですね。この作品もそんな感じがするので非常に楽しみです。知的でスマートな人たちが真面目におバカを作り上げてるっていう、潔いおバカさ加減があるじゃないですか。こういう大人が作る大人のためのミュージカルって、ハチャメチャでもすごく信じられるエンターテインメントって感じがします。ただぶっちゃけた話をすると、今回出演する決め手となったのは、上演時間の短さ(笑)。2時間超えないっていう約束をしているんですけど……」

──休憩なしで100分だそうです。

「100分!?素晴らしい!こうじゃないといけませんよ、3時間以上なんていけませんっ(笑)!やっぱりその潔さですね。どんどん長くなってるこのご時勢に、短い時間で練りに練られた上質のミュージカルを観せようっていうその潔さにかなり興味が湧きましたね」

──演じるジョージはどんな役ですか?

「紀香さん演じるジャネットと結婚する新郎ロバートのベストマン(介添人)。僕も大学時代の友達の結婚式でやったことがありますよ。それはちゃんと抜かりなくやりましたけど(笑)、ジョージはかなり結婚式を引っ掻き回しますね。僕は最近意外といじられ役が多かったので、久々のいじり役になるんじゃないかな? というか何も考えずに行動した結果とんでもないことになってしまう、みたいな。タップも踏むのでお楽しみに!」

──亜門さんの演出を受けるのはかなり久々ですね。

「『J.キャグニー』(’91年)以来で、そのときはまだ20代だったんですよ。だから今回は楽しみプラス、亜門さんの前に立ったとき、果たして今の僕は成長した役者になっているかどうかっていうのが非常にワクワクドキドキしますね(笑)。亜門さんは本当に“永遠のミュージカル少年”っていう感じで、ミュージカルに対してあふれんばかりの情熱があるんです。それをすごく感じるから、この人が喜ぶものをいい形で提示したいなって気持ちに素直になりますよね」


取材・文:武田吏都  撮影:山本 潮


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