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@ぴあインタビュー

ミュージカル「MITSUKO~愛は国境を越えて~」「ドラキュラ」 フランク・ワイルドホーン

ミュージカル「MITSUKO~愛は国境を越えて~」「ドラキュラ」 フランク・ワイルドホーン
米国の音楽シーンやブロードウェイで長年活躍しつつ、日本ではミュージカル『ジキル&ハイド』『シラノ』、宝塚歌劇で上演された『スカーレット・ピンパーネル』などで知られる作曲家フランク・ワイルドホーン。ドラマチックなうねりのあるメロディーは、演者が歌い上げる場面で観客を興奮のるつぼに陥れることもしばしば。そんな彼が携わった『MITSUKO~愛は国境を越えて~』と『ドラキュラ』が相次いで上演されるにあたり、来日中の生の声を聞いた。

――今回は先日幕を開けた『MITSUKO~愛は国境を越えて~』の初日に合わせての来日とのことですが、観劇されたご感想は?



「主人公のミツコを演じる安蘭けいさんとは、彼女が宝塚在団中にも仕事をしているけれど(『スカーレット・ピンパーネル』08年。安蘭は同作で第34回菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞)、退団した今はさらに女優として成長したし、その資質が開花していると感じたね。また(明治時代に)国際結婚をしてウィーンに渡り苦悩するミツコが一筋の希望を歌うシーンがあるんだけれど、そこは現在の日本の状況にも似ていると思いました。“信じること”が大切なのだ、ということだね。だからミツコが観た方にとって“希望”の存在になればと願っています。そして今回は大好きな日本の皆さんのために、本作で得られるロイヤリティーの半分を、義援金として贈る予定でいます」



――それはファンにとって大きな喜びです。アメリカからは遠いですが、ぜひこれからもミュージカル制作のためにたびたび来てください(笑)。



「もちろんだよ。すでに2作も進行中だから、今はそれで目一杯だけどね(笑)。アメリカの作曲家と日本のスタッフとで舞台を作るというのはめったにない経験。だから毎回、日本滞在中はいつも楽しく過ごしているよ」



――ところで8月に開幕する『ドラキュラ』で主演する和央ようかさんとも、在団以来2度目のお仕事ですね。男役や、元男役の女優の魅力はどこにあると感じていますか?



「私はゴシック文学が大好きで、その中ではキャラクターが現実を越えた大きな存在として描かれているんだ。ミステリアスでデンジャラスで、それがとてもセクシー。ロマンチックでもある。私は彼女たちから同じような空気を感じるし、自然と「この絵に音楽がなくてどうする!?」という気持ちにさせられるんだよ。例えば『ドラキュラ』の宣伝写真の和央さんを見ていると、同じことを感じない?だから『ドラキュラ』は海外でも上演されているけれど、日本版の和央さんならではの“ドラキュラ”が出来ると期待しているんだ」



――ということは…。日本版ならではのサプライズがありそうですか?



「あるかもしれないよ(笑)。日本版は、女性が男役を演じるのではなく、あくまで“ドラキュラ”を演じるということ。これがヒントになるかな?この作品はスタッフにとってもある意味、挑戦だからね。魅力的な物語であると同時に、演劇的にも新しい世界が開かれようとしているところ。だからミュージカル初体験の人もミュージカルファンの人も、ぜひ劇場に観に来てください」






取材・文:佐藤さくら 撮影:秋倉康介


▼ミュージカル「MITSUKO~愛は国境を越えて~」
6月11日(土) ~ 29日(水) 青山劇場(東京都)
□発売中

▼ミュージカル「ドラキュラ」
8月20日(土) ~ 9月11日(日) 東京国際フォーラム ホールC(東京都)
9月15日(木) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪府)
□一般発売:東京=発売中 大阪追加公演=6月25日(土) 10:00