ごんぎつねの物語があたたかく広がる、心に残るオリジナルミュージカル。
1992年の旗揚げ以来、脚本・音楽・振付から衣裳や道具に至るまで、すべてを手作りで創り上げてきた劇団クリエ。ひたちなか・つくばを拠点に19作品のオリジナルミュージカルを生み出し、2023年に活動を再開しました。世代を超えて心に届く“あたたかい舞台”を目指し、今回も丁寧に作品づくりを続けています。
本作は、名作「ごんぎつね」の物語を、現地・愛知県岩滑の風景とともに描くオリジナルミュージカルです。いたずら好きのごんは、村人の兵十が最愛の母を亡くしたと知り、せめてもの償いに栗やきのこをそっと届け続けます。しかし兵十はそれを別の誰かの仕業だと思い込み、ごんの気持ちは伝わらないまま悲しいすれ違いが重なっていきます。教科書でも親しまれる物語を、原稿に残された結末「ごんはうれしくなりました」に寄り添いながら、優しさや後悔、思いやりのかたちを舞台上にそっと立ち上げます。
子どもから大人まで、胸に静かな余韻が残る作品です。