日本大学大学院芸術学研究科舞台芸術専攻在学「sei.」の修士制作。「ソムニアカンパニー」旗揚げ公演。
【ソムニアカンパニー】
ソムニア。ラテン語で「夢たち」を意味する。
それは、ひとつではなく、無数に漂う夢の気配。
名づけられる前の感情や、記憶の澱に差し込む光。
ソムニアは、そんな“夢たち”の集まる場所を目指す、sei.を中心とした舞台創作集団である。言葉と沈黙、身体と空間、そして時間の襞のあわいに立ち、まだ誰にも語られていない物語の輪郭を、そっとすくい取ることを試みている。
【夢中人】
誰もが胸に、
名もなきざわめきを抱えている。
遠い時間の声が微かに届き、
やがて影は輪郭を結ぶ。
重なる記憶は
夢か現かを問いかけ、
忘れられた時間を探している。
思い出に触れた指先は
まだ温もりを覚えていて、
揺れる光が描く軌跡に
未完の物語を見出す。