野村万禄(ノムラマンロク) のチケット情報

公演レビュー
  • 第40回 NHK古典芸能鑑賞会

    一、筝 曲 『松竹梅』 唄と箏 : 米川文子 山勢松韻、唄と三絃 : 富山清琴、尺八 : 山本邦山 4人の人間国宝の合奏ですから、門外漢の私が聞いても素晴らしい演奏でした。箏も三絃も尺八も綺麗に流れるような演奏で、全く淀みがありません。特に三つの唄の間奏部分がとても美しい演奏で、微妙に絡み合うような掛け合いも面白く、正に絶えなる調べでした。まるでモーツァルトのクラリネット五重奏のメヌエットのよう。感銘いたしました。 二、狂 言 『萩大名』和泉流 大名 : 野村 萬、太郎冠者 : 野村太一郎、茶屋の主人 : 野村万禄 三、京 舞 『お七』文楽座出演 舞 : 井上八千代、浄瑠璃 : 豊竹英大夫、三味線 : 鶴澤燕三 竹澤宗助 井上八千代のお七は、手拭いを赤ちゃんに見立てた子守のフリ、子供と川の字になって寝かしつけるところなど、クドキはしっとりと魅せました。 後半の火の見櫓の場になってからは、帯びを解いて長く引っ張っての決まり、袖に雪を入れて振り回して戸を破るところ、櫓に登って降りる時の滑り台のような仕掛けなど、視覚的にも面白くスペクタクル満載でした、熱演! 四、歌舞伎 『双蝶々曲輪日記 引窓』 出だしから、芝雀の女房お早、歌女之丞の母お幸がとても良いです。芝雀は、元遊女で色っぽく、旦那の出世をきゃあきゃあ喜ぶところが可愛い。歌女之丞は、無理なくシミジミと母な感じ。この二人が、ほぼ出ずっぱり、しっかりと舞台を締めて、ダレるところがありません。 我當の濡髪は、ちょっと落ち目で哀れな感じです。こんな濡髪もありかな、とも思いました。 梅玉の南与兵衛、ひたすら良い人って、梅玉は上手いですよね。十字兵衛に取り立てられて、嬉しくてしょうがない、女房に威張って見せるところがとても可愛い。これだけ嬉しいのだから、濡髪が継母の子供と分かり、出世がダメになっても逃がしてやろうという気持ちが芝居になるわけですね。手水鉢に濡髪が映り、捕らえようとして母、女房に止められ、二階を見て決まるところまで、スラスラと気持ち良く形良く進んでいきます。母に人相書きを売ってくれと言われてハッと気がつく思い入れ、良かったです。 その後の濡髪と母お幸との口説き合いは、二人ともセリフが上手く、相手を思いやる情感が伝わってきました。特に我當は、ここで哀れな感じが活きていました。ヤバイ、ちょっとうるっときた!

    絶間之助
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