寺十吾(ジツナシサトル) のチケット情報

公演レビュー
  • 新国立劇場演劇「誰もいない国」

    裕福な作家ハースト(柄本明)と酒場で出会った自称詩人?のスプーナー(石倉三郎)は、誘われるともなくハーストの家に付いて行った。日本人には分からないが、その酒場はある性嗜好の同好者が集まると噂のある公園の近くにあるらしく、初対面の二人には惹かれる何かが合ったのかもしれない。スプーナーは酒を交わしながら、ハーストの関心を引こうと饒舌に自分の教養の高さを披瀝し、話かけるのだが、酔いのまわったハーストは、時折頷くだけで寡黙を押し通すのみだ。第一幕の石倉三郎の表情や仕草そしてしゃべくりは絶妙であった。そこに現れたハーストの同居人フォスター(平埜生成)とブリグズ(有薗芳記)はスプーナーの腹の底を見透かすように、挑発するような言動は、自分たちの立場と同じ匂いを嗅いだせいだろうか?第二幕の入ると一転して、ハーストはスプーナーを昔の友人と思ったのか盛んに若い頃の女性関係を詰問するのだが、スプーナーは黙り込んで呆然としていたが、自分の妻にちょっかいをしたのは誰かと反撃に出る。このやり取りは果たして事実なのか?ハーストの幻想なのか、それに相槌をうつスプーナーの詐欺師的応用力なのか、詩人としての想像力なのか?……二人して虚構の世界を遊んでいるのか?粗忽者は勝手に解釈したがハロルドビンターは何を言いたいのだろうか皆目分からない。柄本明と石倉三郎の違った個性のぶつかり合いは、戯曲の難解さを超えて楽しかったのは間違いない。

    粗忽者の早とちり
  • 「お蘭、登場」

    小泉今日子のラスト舞台と思って、気合い入れて観劇しましたが、主役の小泉今日子は狂言回し的な役割で、堤真一高橋克実の2人が出ずっぱりのお芝居でした。2人のアドリブ合戦最高でしたわー。特に今日は堤真一から「昨日のあの話、面白かったからまたやって!」なんちゅう掟破りネタフリもあって大爆笑。「時間押したらその分ギャラ減らされるー」とか言いながらもリクエストに応える高橋克実も素晴らしい。大阪来てから伸び伸びやってるらしい堤真一も、芯から楽しんでるみたいで楽しそう。芝居内容は、「お勢登場」のインパクト(黒木華が素晴らしかった)に比べると物足りないけど、アドリブ合戦の楽しさでチャラですね。

    ぐいん
  • お蘭、登場

    シスカンパニー「日本文学Vol.5」江戸川乱歩編。北村想作、寺十吾演出の「黒塚家の娘」と同じ様な演出で、随所に北村の博識ぶりをいやらしいほど散りばめ、江戸川乱歩作品を読んでいない観客には分かりずらい。明智ならぬ空地小五郎探偵の説明語りが多いのも前作と同じだ。空地小五郎探偵と殺人者らしき江川蘭子との駆け引きで、(メグレ)目黒警部が訳が分からず、浮いたように道化師ぶりを発揮するのは結論に繋がっているからだろうか?乱歩作品を下敷きに、登場人物を模していることから、茶化した場面が多く、内輪話で笑いを誘う今風の喜劇で、粗忽者にはちっとも面白くはない。個性的名優に期待したが、「二度目のどじょう」はいたのだろうか?テロップは見づらく、小泉今日子の歌が突出していて音響にも納得感はなかった。

    粗忽者の早とちり
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