藤岡義樹(フジオカヨシキ) のチケット情報

公演レビュー
  • メリー・ポピンズ

    最初、この公演をチラシで知った時には、それほど食指が動きませんでした(外国のキャストが演ると勘違いしてましたし……)。 でも、CMなどを見て「なんか面白そう」と思い、キャストが濱田めぐみさんということもあり、チケットをとりました。 文句なく、魔法にかかったような楽しいミュージカルでした。 子守としてバンクス家にやってきたメリー・ポピンズ(濱田めぐみさん)。 煙突掃除人・バート(大貫勇輔さん)と一緒に、数々の奇跡を起こし、崩壊しかけていたバンクス一家を再生させる物語です。 「チム・チム・チェリー」や「スパカリ」といったお馴染みのナンバー(「スパカリ」はとにかく楽しかった)に、「ステップ・イン・タイム」のタップダンス(しかも宙吊り&逆さタップ)、手品のような仕掛け、そして客席を縦断するフライングなどなど、いっときも飽きることなく見どころ満載でした。 濱田めぐみさんの歌唱力・演技力は言うまでもないですが、ほかの皆さんもブラボー!です。 子役の亀山めいちゃん、大前優樹くんの「いい感じな生意気」ぶり(もちろん役柄としての)も微笑ましくて、笑いを誘っていました(私は、子役が登場する舞台は、どちらかと言うと苦手なのですが、これは違和感なく観られました)。 最近、こういう優しい話を観ると、何故でしょう……泣くシーンでもないのに、訳もなく涙が滲んできます。歳のせいか……。 今回の公演は、東京と大阪だけのようですが、『メリー・ポピンズ』は、劇団四季なんかでロングランしてもいいような(して欲しい)演目だと思いました。

    touch
  • ミュージカル「シャーロックホームズ2~ブラッディ・ゲーム~」

    シャーロック・ホームズ1と同様、橋本さとし氏演じるホームズは、奇天烈で変人ではあるが、軽妙洒脱な陽のホームズで(ガイ版のロバートホームズを彷彿とさせる・・と個人的には思う)、それが、彼にとても合っている。一路さんのワトソンは、ちょっと守銭奴で怒りっぽいけれど、とてもキュート。切り裂きジャックの話が元なので、前回のように笑いどころは少ないが、重厚な人間ドラマになっている。その代わり、見るのには体力が必要で、ちょっと疲れるかも・・・。別所哲也氏の演技が見事。ネタバレになるので詳細ははぶくが、終盤、冷静な大人の男が一瞬にして、弱く怯えた子供に変化したように見えて、凄いと思った。橋本氏と別所氏が一緒に唄う場面は、鳥肌がたつほど。コング桑田氏が場面場面で笑いを誘い、秋元さんが、純粋ではあるが無垢であるからこそ、悲しい女性を好演していた。

    鷺草
  • 「ハロー・ドーリー!」

    アメリカで数回、65年の来日公演も観ている。いくつかの注文もあったが、ブロードウェイのオリジナル・プロダクション版をベースにしており、エンターテイメントとは、更にミュージカルとは何か、本質的な問題を再考させられる素晴らしい出来上がりの舞台であった。小難しいテーマをオーディエンスに問いかけることもなく、エンターテイメントここに極めリの感があった。特に主人公達を中心とする歌やダンスが、全員を巻き込んでいき、舞台全体が一つになっていく舞台展開に目を見張った。また舞台の隅々までさりげなく目が行き届いた演出と振り付けに感心した。おそらく全員が「主役」の気持ちで臨んでいただろうし、またそうしなければつとまらない意識の高さを感じた。観ているもの、演じているもの、両者が幸福感にあふれ、劇場全体が興奮の渦に満ちた、昨今まれにみる作品であった。富山の高校のブラスバンド部が「パレード」の場面に出演していたが、こうした作品に出会いに、未来ある高校生たちは、どう考えただろうか。ミュージカルが人生に与える影響についても考えさせられる貴重な機会であった。にもかかわらず劇場後方には空き席が目立ち、ミュージカルを観る日本のオーディエンスの認識の問題、興業体の広報のありかたの問題等をも考えさせられた。今回の公演での注文としては、主演者達にはもっと個性と華、演技にも強い印象に残るものが欲しかった。美術はより簡素なもののほうが演技が映えるし、衣装のくすんだ色彩も気になった。おそらくこの作品の映画版は参考にしているであろうが、制作者達がオリジナルを観ていないのがわかった。ブロードウェー・ミュジカルは、幸福感に満たされて劇場を後にするようにできている。ここ最近の、重く、憂鬱な気持ちにさせる一連のミュージカルの作品群に辟易していたところだが、またしばらくはヨーロッパの暗い歴史を背景とした大仰な作品の上演が予定されているようなので、多くは期待していない。「ハロー・ドリー」の今後は、さらに上演をかさねて、喜劇としての一層の弾み、スムースな回転をはかって、少しでもブロードウェーに追いついていってもらいたい。プログラムにあるアンサンブルのコメント、「この『ハロー・ドリー』は最高です」がすべてを語っている。傑作中の傑作である。

    有明 あらた
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