前東美菜子(マエヒガシミナコ) のチケット情報

公演レビュー
  • 文学座アトリエの会「いずれおとらぬトトントトン」

    昭和のオリンピックが開催される頃、山奥にある精神に変調を来した患者を受け入れる病院での決まりきった日常に、ある日元香具師だという一人の患者が入院してきた。彼がどんな症状をかかえ、何故この病院にやってきたのか不明だが、彼が扇動する形で波風を立たせる。彼の計画とおり病室の扉の閂ははずされたが、従来の患者の反応は如何に……粗忽者には、時としてアトリエ公演が難解で、咀嚼できないことが多々あるのだが、本公演は、俳優陣はそれぞれの症状をそれらしく演じてはいるものの、粗忽者には不首尾で期待外れの作品であった。

    粗忽者の早とちり
  • 文学座「中橋公館」

    終戦の日を北京で迎えた中橋家の人々の身の処し方を描いている。比較的中国人と友好な関係を持っていた当主勘助は、事態を深刻には感じていなかったが、次第に家族の中で、日本に引き揚げするのか、このまま北京に残るのかが差し迫った問題となった。中国で生まれた娘、日本に縁故もなく身一つで帰る不安。牛ぎゅう詰めの引き揚げ船に耐えられない病弱の母。何より家族を顧みず、阿片中毒患者の医療に邁進する父徹人は蒙古を捨てきれずにいた。…比較的治安が維持されていた北京と言え、非常時における中橋家の人々の肝の据わった、節度を保った精神を失わない言動に、当時の日本人の矜持を感じ取った。豪放磊落な父(石田)と冷静沈着な息子(浅野)の対比や家族や一族との礼節やお互いを思いやり助け合った絆を胸にしまい込み、それぞれの道を選んだ中橋一家の人々を丁寧に演じた俳優陣に、現代の日本人を重ねて感じ入った夜であった。

    粗忽者の早とちり
  • 文学座「何かいけないことをしましたでしょうか?と、いう私たちのハナシ」

    もはや戦後ではないと言われ、高度経済成長に邁進し始めた昭和40年代。東京オリンピック音頭や、すーだら節が街中に溢れる一方で、戦後の混乱の痛手や、家族関係で悩む女性が、「おっちゃん先生」と言われた中年男の元に集まり、集団生活をはじめた。・・・「イエスの方舟」といわれた事件を題材に、日向灘の小さな島に、身を寄せた女性信者と彼女たちを支援する地元の女性だけの物語だ。当時のマスコミは、その関係者の中に女子高校生が含まれていて、警察沙汰になったこともあるが、中年男とハーレムを想像させる大勢の女性達との共同生活を、好奇な目で取り上げていた。宗教の問題は、機微にわたり、単純に判断するこのが憚れるのだが、後のオーム真理教事件と比べれば、何が問題であったのだろうか 彼女たちは、誰かに迷惑をかけたのだろうか。  中島は好意的に描いているし、信者の女優陣には、身に振りかかった火の粉は確かに大変だったろうが、少しも彼女らの表情に翳りはないのだ。そんな有様は、彼女達のコーラスに現れていて、自分たちの生き方に迷いはなく、何が幸せなのだろうか・・・深刻さを感じさせない演技は、流石だし、特に地元漁師の女房役の目黒未奈は、目立った役回りで得していた。・・・その後の様々なマスコミ報道を耳にする時、こんな一方的報道が繰り返されるのは、マスコミのシュクガなのだろうか

    粗忽者の早とちり
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