小日向星一(コヒナタセイイチ) のチケット情報

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公演レビュー
  • こまつ座第126回公演 「イーハトーボの劇列車」

    宮澤賢治で僕がいちばん好きなのは、 「グスコーブドリの伝記」です。 貧しい人々のために命を捧げるという物語。 そして、宮澤賢治自身もそうして生涯をまっとうした人物だと知りました。 「よたかの星」も好きです。 笑えるのが、「洞熊学校を卒業した」たしかそんな名前の童話。 もちろん、教科書にのっていた「注文の多い料理店」も好きだし、 「銀河鉄道の夜」は言うまでもありません。 でも、いちばん有名な詩は、 「雨ニモ負ケズ」です。 賢治がなりたかったのは、 丈夫な体を持った優しい人です。 周りからはなんの見返りも求めず、 でくの坊と呼ばれるような。 理想に燃えた青年ですが、 お坊っちゃま的なところもあります。 質屋と金貸しの家業に嫌けがさしながらも、 父親からは独立することができません。 30を過ぎても親の金で暮らしました。 詩や童話、音楽を広め、 農学校で働き、 東北に理想郷を作ろうとした賢治。 体が弱くて、若くして亡くなりました。 そういうものに。わたしはなりたい。 僕もそう思いました。 舞台としては、いつもの井上ひさしの舞台。 膨大な台詞についていくのは大変です。 でも、それを退屈させない演出、演技だったと思います。 松田龍平の賢治は、 なかなかはまっていたと思います。 ほかの役者も適材適所。 井上ひさしがこれだけは伝えておきたい、 残しておきたいと作った作家シリーズ。 樋口一葉、小林多喜二、太宰治、魯迅、そして今回の宮澤賢治。 たくさん観てきました。 それぞれの時代を生きたんですね。

    鈴村修
  • こまつ座「イーハトーボの劇列車」

    正直、これといった盛り上がりもなく、動きも少なくて、地味だし……でも、それが宮沢賢治の世界観のようにも感じられ、観終わった後にほっこりとする舞台でした(関係ないけど上演時間も長かった)。 物語は、宮沢賢治(松田龍平さん)が上京した後のエピソードを、フィクションも織り交ぜて、オムニバスのように描いていきます。 そして、各エピソードの最後には、車掌(岡部たかしさん)が現れ、死んでいった人たちの「思い残し切符」を賢治に託していき……。 キャストは12人もいますが、全員がわっと登場するのは、各エピソードをつなぐ列車のシーンくらいで、そこでの走行音などを宮沢賢治独特の擬音で表現したりします。 それ以外は、2〜4人くらいでのガッツリとした会話劇(時には議論)。 しかも、ずっと向かい合って座ったままで話し続ける場面も多々あります。 こう書くと何だかつまらなそうに聞こえますが、そこでの会話が面白くって……。 松田龍平さんが、朴訥としたというか、抑揚がないというか……ちょっと何を考えているか分からない表情で、冷静に相手の揚げ足をとったり、矛盾を突いたりします。 そんな賢治に対し、山西惇さんや土屋佑壱さんが激昂したり、言葉に詰まったり……この両者の対比が際立っていました。 特に、賢治と父親(山西惇さん)のシーンは見もの。 父親が劣勢になりながら、賢治の掲げる理想も決して完璧ではないということを認めさせるあたりは、賢治の人間臭さが感じられて、印象に残りました。 最後、様々な原因で亡くなった人たちが、「思い残し切符」を車掌に渡していきます。 そこで、この芝居の構成や「劇列車」というタイトルの意味が分かったわけですが(もしかしたら、冒頭にも説明があったかもしれませんが)、賢治が理想に向かってひた走っていた想いなどが、一気に腑に落ちてくるようでした。 「思い残し」というと「未練」や「後悔」のような後ろ向きのイメージもありますが、この劇では「未来に希望を託す」のように描かれていたため、観終わった後は、温かい気持ちになれました。

    touch
  • ラフィングライブ第四回公演「パパ、アイ・ラブ・ユー!」

    今回で4回目となる ラフィングライブ公演。「パパ アイラブユー」は第1回目公演の再演となります。私にとっては初めて観る演目でした。 小気味良いテンポのドタバタコメディで、第2回目公演から観ている私としては、気持ち良く笑える内容でした。演者さんにとっては、物凄くエネルギーを使うと思います。何より観終わった観客がニコニコしながら、家路に着くようにという思いを込めて、演じられているなぁ と感じました。 次回公演があるならば、是非行きたいです。

    ZAN
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