GC GRAND FESTIVAL 2018 のチケット情報


Analogfish、矢井田瞳、セカイイチ出演! ロック、ポップスを中心としたアーティストによる音楽イベント。

チケット情報

公演エリア

チケット発売情報

  • 公演期間

    2018/11/10(土)

  • 出演者など

    [出演]Analogfish / Emerald / セカイイチ / 矢井田瞳 / Ryu Matsuyama / Lucie,Too [オープニングアクト]電撃ネットワーク

    公演などに関する問い合わせ先

    ディスクガレージ:050-5533-0888(平日12:00~19:00)

2013年、2015年、2017年続き、日本唯一の障がい者が主催する音楽イベント「GC グランドフェスティバル2018」が 東京・新木場STUDIO COASTで開催される。第4回目となる今回の出演者は矢井田瞳、Analogfishi、セカイイチなど。 “障がい者も健常者も「同じステージで。」”をテーマに掲げたこのイベントの成り立ち、今回の見どころ、今後の展望などについて、主催団体代表の貝谷嘉洋さんに聞いた。

――日本で初めて障がい者が主催する音楽イベントとしてスタートした「GC グランド フェスティバル」が今年も開催されます。このイベントを立ち上げたきっかけは、1999年にデンマークの「グリーンコンサート」(筋ジストロフィー協会が主催している野外イベント)を経験したことだったそうですね。

貝谷:はい。NPO 法人が主催しているイベントをいくつか見たのですが、グリーンコンサートに参加したときの衝撃はずっと残っています。 筋ジストロフィー協会が主催していることにまず驚きましたし、デンマーク国内で7か所、20万人を集めるという規模もすごいなと。 国民の3~4%が参加し、年齢、性別、そして障がい者と健常者が一緒にイベントを楽しむ。つまり、いまで言うダイバーシティ(多様性)が実現していたということです。 会場内のブースでバリアフリーの考え方を伝えるパンフレットも配っていましたが、その場をともにして、同じように音楽を楽しむこと自体が最大の啓発になっていたんですよね。 イベント自体で収益を上げ、毎年の活動に使っているところも素晴らしいと思いましたし、日本でもこういう活動ができたらなと強く思いました。

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GC GRAND FESTIVAL主催、NPO法人日本バリアフリー協会 代表理事・貝谷嘉洋さん

――その後、貝谷さんは2003年に障がいを持つミュージシャンのコンテスト「ゴールドコンサート」を立ち上げ、2013年にGCグランドコンサートをスタートさせます。ここまでの活動のなかで、解消すべき問題点があるとすればどんなことでしょうか?

貝谷:大きなトラブルや事故もなく開催できているので、特に問題はありませんが、このイベントの趣旨をもっと多くの方に知っていただきたいという思いはあります。伝わりづらい部分もあると思うんですよ。チャリティイベントではないし、“お涙ちょうだい”の感動があるわけでもなく、障がい者が主催して、運営に携わっているということなので。実際、イベントの企画や運営、デザイン、当日の進行など、全体の3~4割に障がい者が関わっているんです。ボランティアのスタッフにも障がい者がいて、健常者と一緒に働いてもらっていて。来場者のみなさんにはぜひ、その様子を見ていただきたいですね。

――障がい者、健常者が一緒にいることが当たり前という認識が一般的になれば、バリアフリーの考え方ももっと広まりるのでは?

貝谷:そうですね。「バリアフリーこそがあるべき姿で、そうじゃないのはおかしい」というふうに意識の変換を図りたいので。学校や職場を含めて、いまはまだ(障がい者、健常者が)分かれてしまっていることが多いと思うんです。そうではなく、健常者も障がい者も混じっているのが普通だと思うのですが、そういう状況に持っていくまでには、まだまだ大きなバリアが存在していると感じるので。その状態を変えていくために、エンタメはとってもいい働きをしてくれると思うんです。エンタメを楽しむことに関しては、そういう壁はまったくないじゃないですか。GCグランドフェスの場合でいうと、同じ場所で音楽イベントを運営し、楽しんでもらうことで、お互いに理解し合えるはずなので。そういう場所を作ることが大事なんだと考えています。

――特に音楽には何かと何かを繋ぐ力があると思います。

貝谷:私もそのことは実感しています。垣根を取っ払って、お互いの距離を近づけるパワーが音楽にはあるし、何よりも素直に楽しむことができるので。イベントに足を運んでくれたお客さんに対して「こういう社会を実現しましょう」と言っても、どうしても身構えてしまうと思うんです。まずは音楽を一緒に楽しんでもらって、「これが普通の状況なんだな」と腑に落ちる。我々はそれを目指しているんですよね。大げさにアピールするのではなく、さりげなく伝えることも意識しています。時間はかかると思いますが、地道に続けることで、少しずつ広まっていけばいいなと。

――今年のCGグランドフェスティバルについても聞かせてください。まず出演アーティストとして矢井田瞳さん、Analogfishi、セカイイチがアナウンスされています。

貝谷:イベントに趣旨、意図などをしっかり理解したうえで出演を決めてくださっているので、我々としても非常にありがたく思っています。新木場STUDIO COASTはステージを2つ設けられるので、2つのステージでと交互にライブを楽しんでもらえるようにしたいですね。最終的にはさらに複数のアーティストに出演していただき、タイムテーブルも作る予定なので、さらに“フェス”に近づくのではないかなと。音楽以外の部分でもいろいろなことを考えています。グッズ、フードのブースにも障がい者のみなさんに参加していただき、それも含めてお客さんには楽しんでいただきたいなと。音楽はもちろん、食事や飲み物、グッズなどもエンターテインメントですから。

――これまで以上に楽しみ方も広がりそうですね。これだけの規模のフェスを主催するにはすごいエネルギーが必要だと思いますが、貝谷さんご自身がここまで力を注ぐことができるのはどうしてですか?

貝谷:やはり海外での生活を経験したことが大きいと思います。日本で大学を卒業し、その後、アメリカ(バークリー)で勉強する機会があったのですが、アメリカの障がい者は自分らしく生活していたんです。地域のなかでしっかり自立していたし、いろいろな場所で活躍していて。日本ではみなさんに幅広いチャンスがあるとは言えないし、自分らしく暮らすことが難しい場合も多い。さきほども言ったように、障がい者と健常者が分かられていますからね。「どうしたら変えられるだろう?」とずっと考えてきて、辿り着いたひとつの答えが音楽イベントだったんです。分けられているものを融合して、一緒に楽しむことで、すべての人が活躍できる社会に近づけられるんじゃないかなと。障がい者ひとりひとりの可能性を広げる意味でも、音楽イベントは有効だと思います。障がい者のミュージシャンのみなさんに出演していただいている「ゴールデンコンサート」も今年で15周年。こちらも継続していきたいですね。

――最後に「GCグランドフェスティバル2018」に来場する方々へのメッセージ、そして、来年以降の展望について聞かせていただけますか?

貝谷:お客さんに対するメッセージは特になくて(笑)、とにかく楽しんでいただきたいということだけです。観客のみなさんに楽しんでもらうことが、我々の最大の目標なので。イベントに関しては、従来の2年に1回のペースから、毎年開催することになりました。これも当初から考えたいたことなので、また一歩、理想に近づけたと思います。将来的には野外で開催したいんですよ。「雨が降ったりすると、障がい者のみなさんは大変じゃないですか」と言われることも多いのですが、天候を含めて楽しむのが野外フェスですから。会場までのアクセスなど、さまざまな課題はありますが、いつか実現させたいですね。

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