日本で初めての女医、荻野吟子
荻野吟子は、現在の埼玉県熊谷市の生まれです。吟子の生まれた明治時代は男尊女卑の時代です。吟子は女に学問はいらぬと隣村の名主の家に嫁がされてしまいました。さらに、夫から性病をうつされ子どもが産めぬ体になってしまいますが、嫁ぎ先からは子どもの産めぬ嫁はいらぬと実家に帰されます。最初は泣いた吟子でしたが、こんな無情なことはないと立ち上がり、自分と同じ運命で泣いている女性のためにも医者になると決意します。