風は、時を越えて歌を運ぶ。遠い昔に生まれた旋律が、今を生きる私たちの胸にふと息づくように。
第1部では、声楽を学ぶ者が誰しも通る道──イタリア歌曲集より、 ソロ・二重唱・三重唱のかたちで紡ぎます。
第2部では、日本を代表する作曲家・木下牧子氏による抒情小曲集《月の角笛》を全曲演奏。
美しい詩と音が交わり、ひとつの物語として流れていきます。
それぞれが異なる道を歩んできた三人の歌い手が、 いま同じ風に身をゆだね、時代を越えて響きを重ねる――。
音楽が人と人、過去と未来をつなぐ、その瞬間を共に感じていただけたら幸いです。