35mmフィルム映画上映会「風の又三郎 ガラスのマント」


こどもを主人公に、友人や家族との関わりが織りなす物語を豊かな情感と奔放な想像力で映像化

35mmフィルム映画上映会「風の又三郎 ガラスのマント」

35mmフィルム映画上映会「風の又三郎 ガラスのマント」

關於公演

宮沢賢治の同名原作は、1940年に島耕二監督の手で映画化されている。良質の叙情をたたえ、印象的な音楽もあいまって、その年度の「キネマ旬報」ベストテンの第3位に選出された名作である。伊藤俊也監督のこの作品は、そのリメイクではあるが、随所に新しい創作がなされており、見事に平成版の〈又三郎〉となっている。母と二人暮らしの少女、かりんの前にあらわれた高田三郎は、二百十日の風の日に転校してきたために「風の又三郎」と呼ばれる。実際、彼が来てからは不思議なことの連続だった。東北地方の豊かな自然を背景にした、子供たちの自然な演技は長期合宿による交流の成果である。冒頭のカメラの大胆な動きは、観客を一気にファンタジーの世界へと誘い込む魅力に満ちており、独自の視点で物語性に富んだ映像世界をつくりあげる伊藤監督の本領が発揮されている。

1989年/カラー/アメリカン・ビスタ/107分

公演期間
2026/2/28(土)
會場
町田市民ホール (東京都)
注意事項
令和7年度優秀映画鑑賞推進事業 ※6才以上入場可
關於公演等的咨詢
町田市民ホール:042-728-4300