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チケットぴあコラム

SUM 41

 “PUNKSPRING 09”での活躍にも期待を集めているカナダ出身のパンク・グループ、SUM 41の単独公演が決定した。昨年11月に初のベスト・アルバム『ザ・ベスト・オブSUM 41 -出血暴飲感涙ベスト-』をリリースしたばかりとあって、これまでのキャリアから選りすぐった代表曲で、ラウドにワイルドに盛り上がるステージとなりそうだ。

 SUM 41というバンドの名前は、本国のカナダで1996年に開催されたパンク系アーティストの祭典ともいうべきビッグ・イベント“ワープド・ツアー”の体験をきっかけに、まだ10代半ばだったデリック・ウィブリーとスティーヴ・ジョクスが、夏休みの41日目に結成したことにちなんでつけられた。2000年のデビュー・ミニ・アルバム『ハーフ・アワー・オブ・パワー』をリリースした時は、ベースのジェイ・マクキャスリンとリード・ギターのデイヴ・パクシュからなる四人編成に落ち着いており、精力的な活動を展開している。

 2002年に初来日を果たして以来、彼らは2003年、2004年と繰り返し来日公演を行っており、昨年の『ザ・ベスト・オブSUM 41 -出血暴飲感涙ベスト-』は、日本独自企画として発売されるほど、日本のオーディエンスとも深い絆を築いてきた。

 ただし彼らは2006年に大きな節目を迎えている。ギターのデイヴが脱退すると同時に、それまでの活動を支えてきたマネージャーとも袂を分かつことになったのだ。これはグループにとっては、結成以来最大の試練だったが、彼らは新しいメンバーを迎えるのではなく、サポートのギタリストを起用することで、この危機を乗りきっている。その結果、デリックは、ソングライターとしての自分の資質を、以前よりものびのびと発揮できるようになり、セルフ・プロデュースで制作した2007年のアルバム『アンダークラス・ヒーロー』は、最高傑作として評価されるようになったのだ。

 “PUNKSPRING 09”でも期待の集め方でも分かるように、すでに彼らの日本での人気は、すっかり定着している。とはいえ今回決定した東京、名古屋、大阪での単独公演は、飛躍を遂げた新体制のSUM 41の本領をライブの場で確認したい人にとって、絶好の機会となるはずだ。(2009/2/20)