2002年のデビュー以来、発表するアルバムを次々とヒットさせ、新世代の女性ロック・アーティストを代表するビッグ・ネームとなったアヴリル・ラヴィーン。すでに日本にも繰り返しやってきている彼女だが、今回のジャパン・ツアーは、東京ドームも含む大規模なスケールで展開するとあって、ひときわ華やかなステージとなりそうだ。
一口に洋楽のポピュラー音楽シーンといっても非常に広大だが、アヴリル・ラヴィーンはその中で、現在最も勢いを感じさせる女性ロック・アーティストのひとりだ。
1984年にカナダで生まれた彼女は、幼い頃から声とキャラクターで突出した魅力を放ち、本人も迷うこと無く歌手になることを目指していた。そして16歳でレコード会社と契約し、2002年にリリースしたデビュー・アルバム『レット・ゴー』からファースト・シングル『コンプリケイテッド』をはじめとする多くのナンバーが次々とヒットし、アルバムも世界各国でプラチナ・ディスクを獲得。欧米のみならず日本を含むアジアでのライブ活動も積極的に展開し、2003年の初来日公演では、日本武道館のステージに立っている。
さらに2004年のセカンド・アルバム『アンダー・マイ・スキン』は全米アルバム・チャート初登場1位。日本でもオリコン総合チャートで初登場1位、2週連続1位を記録している。そこから最新作にあたる2007年のサード・アルバム『ベスト・ダム・シング』のリリースまでは、3年弱の間があいたが、その間にはカナダ出身のパンク・グループ、Sum 41のフロントマンであるデリック・ウィブリーと結婚。こうしたプライベート面の充実もあって、最新作は以前のような内省的な要素は減り、Sum 41のメンバーもゲストに迎えて、ポジティブかつアッパーな勢いに満ちた内容となっている。
こうしたモードの影響は当然ツアーにも出ており、ダンサーも従えた元気いっぱいのステージを繰り広げている。昨年の“SUMMER SONIC”に続く今回の来日も、そうした流れを受けており、しかも東京公演の会場は東京ドーム。今やシェリル・クロウ、アラニス・モリセットなどに続く大物女性ロック・アーティストとしての風格と、若々しい勢いが同居するステージで圧倒してくれるに違いない。(2008/4/18)