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チケットぴあコラム

BARBEE BOYS

 80年代後半から90年代初頭のバンド・ブームの中で異彩を放ち、トップ・グループとして君臨した男女ツイン・ボーカルの五人組、バービーボーイズが、“Bcc:from BARBEE BOYS AD2010”と銘打って、全国ツアーを行なうことになった。KONTAと杏子の臨場感豊かな男女の掛け合いを歌に託したインパクト満点のステージを満喫しよう。

 80年代前半のインディーズ・ブームを経て、80年代後半から90年代前半に大きな盛り上がりを生んだバンド・ブーム。その中でバービーボーイズは東京ドーム公演を行うなど、トップ・グループとして君臨していたが、彼らの個性は、他に無い突出したものだった。

 彼らはボーカルとサックスのKONTA、ボーカルの杏子、ギターのいまみちともたか、ベースのENRIQUE、ドラムスの小沼俊昭からなる五人編成で、その最大のポイントはKONTAと杏子による男女ツイン・ボーカル。元々ツイン・ボーカル自体、異彩を放つ編成だが、彼らの場合は、楽曲の構成そのものが、まるで男女の痴話喧嘩を目撃しているかのような臨場感を放つ凝ったものになっていた。サウンドだけでもその持ち味は歴然としていたが、さらにそれをライブで展開するパフォーマンス色豊かなステージは、彼らのキャラクター性無しには再現しようのない唯一無二の存在感を放っていたといっても過言ではないだろう。

 7枚のオリジナル・アルバムを残して1992年にバンドが解散した後、メンバーはそれぞれの活動を行ってきたが、21世紀に入ってからは、単発の再結成ライブでも話題を集めてきた。そしてデビュー25周年を迎えた今年、彼らは17年ぶりの全国ツアー“Re:BARBEE BOYS”を行い、その記録である映像作品『fwd:Re:BARBEE BOYS』を、10月にリリースしたばかりだ。

 そして今回決定したのが、3月7日の日本武道館を含む全国ツアー“Bcc:from BARBEE BOYS AD2010”だ。11月25日には、彼らの歴史を集大成した上下二巻の映像作品『蔵出し・蜂大全-BARBEE BOYS LIVE STAGE ANTHOLOGY-』も発売されるとあって、今まさにバービーボーイズは、そのグループとしての真価を改めて問われる機会が訪れている。時を経てさらに研ぎ澄まされたステージを期待したい。(2009/11/13)