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チケットぴあコラム

クラムボン

 6月にリリースする『Re-clammbon 2』の制作を終えたクラムボンが、“Re-clammbon tour”を開始する。ソロ活動とバンド活動を、見事なバランスで両立させているキーボード&ボーカルの原田郁子をフロントに、ミト、伊藤大助からなる個性的なアンサンブルで、新たにリニューアルした自らのレパートリーを中心にしたステージを披露する。

 キーボード&ボーカルの原田郁子、ベースをはじめギターやキーボードも奏でるマルチ・プレイヤーのミト、そしてドラムスの伊藤大助からなるクラムボンは、いろいろな意味でしなやかなスタンスで、多くのファンに愛されているグループだ。その軸はジャンルにこだわらない柔軟な音楽性だが、それだけでなくそれぞれのメンバーが、グループ以外でも活動の場を持っている。つまりバンドとしての活動の仕方も、外部からの刺激を自分達の作品に吸収していくユニークなバランスを持っているのだ。

 まず原田の場合は、2004年からソロ・アーティストとしても作品を発表しており、昨年は、自分の内面を深く掘り下げたソロ・アルバム『銀河』をリリースしている。ミトは他のアーティストへの楽曲提供に加え、アーティストへの楽曲提供がメインだが、ドラムの伊藤、Nathalie Wiseの斉藤哲也と共にFOSSA MAGNAというプロジェクトも立ち上げ、2006年にアルバムを発表している。そして伊藤はアコースティック・ギターを奏でるASHとのデュオであるLOTUS GUITAR、曽我部恵一BANDのオータコージとのツイン・ドラムによるインプロヴィゼーション・グループであるThe Sun calls Starsでも活動している。こうした動きを見せつつも、バンドとしての求心力もしっかりしているのは、他にない特色といえるだろう。

 彼らは先頃、6月にリリースする『Re-clammbon 2』の制作を終えたばかりだが、これは2002年にリリースした『Re-clammbon』の続編にあたる作品で、自分達のレパートリーを、新たなアレンジで収めたもの。しかも本作からは、彼らが所属する事務所であるtropicalのレーベル“ tropical ”を立ち上げてのリリースとなる。これと連動した“Re-clammbon tour”では、フレキシブルな発想を発揮した閃きに満ちたステージを見せてくれるに違いない。(2009/4/3)