1971年のデビュー以来、長いキャリアを持つベテラン・グループ。今年になってからTVドラマ「ラブシャッフル」の主題歌に『宇宙のファンタジー』が起用され、日本独自の企画ベスト盤『Fantasy: Perfect Best』がリリースされるなど、不死鳥のような不滅の人気を誇る彼らが、00年度の締め括りとして約4年ぶりの来日公演を行う。
アース・ウインド&ファイアーは、ブラック・ミュージックの魅力をワールド・ワイドに浸透させたファンク~ソウルのベテラン・グループだ。彼らのキャリアは1971年のデビュー以来、もうすぐ40年におよぼうとする長いものだが、特に70年代の半ばから後半にかけては、破竹の快進撃で次々とヒット曲を連発。そうした中でも『セプテンバー』『ブギー・ワンダーランド』などの名曲は、当時大きな盛り上がりを迎えていたディスコ・シーンの象徴的な存在といっていいだろう。
しかし中心人物だったモーリス・ホワイトは、90年代から健康問題で苦しむようになり、近年はライブの現場から退いてプロデューサーとして活動している。現在の時点で彼らの最新のオリジナル・アルバムにあたるのは、2005年にリリースされた『イルミネーション』だ。これはモーリスの花道を飾るかのように後輩のアーティストがゲスト参加して、アース・ウインド&ファイアーの凄みを改めて印象付ける力作で、その発表後もグループは、ライブ活動を続け、2006年1月に来日も果たしている。
そうした中で今年になってから、彼らの存在がクローズアップされたのは、TVドラマ「ラブシャッフル」の主題歌に、なんと32年も前にリリースされた70年代後半の代表曲『宇宙のファンタジー』が使用されたのがきっかけだ。元々彼らは日本でも根強い人気を持っていたこともあって、2月には日本独自の企画ベスト盤『Fantasy: Perfect Best』も発売され、まさに不滅ともいうべき魅力を、幅広い世代に知らしめることとなった。
今回の来日公演は、そうした機運を受けて実現するもので、フィリップ・ベイリーとラルフ・ジョンソン、そしてモーリスの弟のヴァーダイン・ホワイトを軸に、揺らぐ事の無いチームワークをアピールしてくれそうだ。(2009/10/23)