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チケットぴあコラム

FUJI ROCK FESTIVAL'08

 1997年に初めて開催され、日本の大規模なロック・フェスティバルの可能性を切り拓いてきた“FUJI ROCK FESTIVAL”の季節が到来。豊かな自然に恵まれた苗場というロケーションの中で、出演者だけでなく、広大な会場の内容も把握した上で、ベテランから新人まで、バラエティに富んだ顔ぶれによる演奏にどっぷりと浸ってしまおう。

 1997年に富士山麓天神山で初めて開催され、その後は苗場に会場を移して行われてきた“FUJI ROCK FESTIVAL”。今年7月には、1997年から2007年までの過去11年を振り返ったドキュメンタリー作品「FUJIROCKERS-フジロッカーズ~THE HISTORY OF THE FUJI ROCK FESTIVAL」が、DVD2枚組で発売されることもあり、日本に大規模なロック・フェスティバルを定着させる上で極めて大きな功績を果たしてきたこのフェスの意義が、改めて認識されることになるだろう。

 何と言っても大小合わせて11ものステージが設営される大規模な催しだけに、その全貌を紹介するのは非常に困難だが、ここでは今年のグリーン・ステージの目玉となりそうなアーティストを何組かチェックしてみよう。90年代シューゲイザーの草分けというべきマイ・ブラッディ・ヴァレンタインは、昨年活動を再開し、今回のステージは、なんと1991年の初来日以来17年ぶりとなる。ダンス・ミュージック界のトップ・アーティストとして君臨し続けているアンダーワールドは、5年ぶりにフジロックに参戦。アメリカからは、ボブ・ディランの息子であるジェイコブ・ディランが、初のソロ作を携え、ザ・ウォールフラワーズを率いて登場する。

 邦人では昨年オーケストラをフィーチャーしたアルバム『ワルツを踊れ』で、ロックの可能性を大きく広げたくるりの堂々たるステージに期待したい。また、喉頭ガンによる活動休止から見事に完全復活を遂げたベテラン、忌野清志郎は、NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSに、盟友の仲井戸 ”CHABO”麗市を加えた贅沢な編成で、本領を発揮。あまりにも見所が多すぎるビッグ・イベントだけに、豊かな自然環境の中で、思う存分音楽を満喫できるように、しっかりと体力を蓄えて臨みたい。(2008/6/6)