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チケットぴあコラム

FUJI ROCK FESTIVAL'09

 豊かな自然の中で行われる野外ロック・フェスの草分けというべき“フジロック”の出演アーティストの第一弾が発表された。そのラインナップを見ると、特に今回は初登場のアーティストが多数決定している。13回目を迎えて、ますますバラエティに富んだ豪華なビッグ・イベントとして発展し続けている現場の盛り上がりを体感しよう。

 夏といえばロック・フェス! 近年ではそんなイメージがすっかり定着したが、そうした中でも“FUJI ROCK FESTIVAL”は、独特の魅力を放っている。通常こうしたロック・フェスティバルでは、人によって好みの大物アーティストを目当てとしてチケットを購入するケースが多いが、“FUJI ROCK FESTIVAL”の場合は、まだ出演アーティストが発表となる前から、早期割引チケットが発売されるなど、イベント自体のリピーターが定着しているのも特色だ。

 その理由を考えてみると、まずこのイベントは、1997年から開催されてきたため、現在のスタイルのロック・フェスの草分け、パイオニアとして、シーンを牽引してきたという事情があげられる。そのためフェスとしてのノウハウの蓄積をしっかりと活かした運営がされているため、現地に行けば思い思いの楽しみ方ができるという信頼を得てきたからこその現象と言えるだろう。

 これにはイベントの規模の大きさも関係している。メインのステージは約3万人を収容するGREEN STAGEと約1万人規模のWHITE STAGEの二つだが、それ以外の小さなステージも、広大な会場のあちこちに配置。そして出演アーティストのジャンルもロックのみならず、ポップス、ワールド・ミュージックなど、多岐に渡っている。つまり世代や音楽的な好みの違いが有っても、人それぞれの楽しみ方を、多彩な選択肢の中から選べるようになっているのだ。

 特に今回発表された第一弾アーティストのラインナップを見てみると、'97年の第1回目に出演予定だったウィーザーが、それから12年を経て、いよいよ苗場に参戦するなど、初登場のアーティストも多数決定。さらにイギリスの国民的グループとなったフランツ・フェルディナンド、NYパンクの重鎮、パティ・スミスなど、多様なニーズに対応できるビッグ・イベントとしてさらなる発展を遂げている。(2009/3/6)