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チケットぴあコラム

今井美樹

 3年ぶりとなる最新アルバム『corridor』を11月25日にリリースした彼女が、オーチャードホールで四日間にわたるコンサートを行う。10月に創刊された新雑誌「EFiL」では、表紙も巻頭も彼女の写真が使用されるなど、60年代生まれの女性のライフスタイルを象徴するようなイメージにふさわしい華やぎのある大人のステージに期待したい。

 今井美樹は80年代に女優としてデビューした後、歌手としての活動を開始。最近では10月に創刊された新雑誌「EFiL」では、表紙も巻頭も彼女の写真が使用されるなど、60年代生まれの女性の憧れのライフスタイルを象徴するような人気を獲得している。

 彼女は女性的な温かみに満ちたキャラクター性で、同性にも強く支持されており、歌手としての作品にもそうした傾向は反映されているが、最近の作品にはひとつ注目すべきポイントがある。それは彼女に楽曲を提供してきたシンガー・ソングライターの川江美奈子とのコラボレーションが、どんどん比重を増してきていることだ。

 良く知られているように彼女の音楽活動には、夫でもある布袋寅泰が作曲でも協力してきており、2003年の『ESCAPE』では、全曲の作曲を布袋が担当するほどだった。しかし近年になってからは、川江美奈子の提供した楽曲を歌う機会がどんどん増えており、11月25日にリリースした3年ぶりとなる最新アルバム『corridor』では、オープニング・ナンバーで、NHK土曜ドラマ「再生の町」の主題歌でもある『宝物』をはじめとして、全11曲中6曲が川江の作詞作曲、さらに歌詞だけの提供も1曲と、非常に大きな存在となっている。すでに昨年の今井のツアーで、川江はコーラスやオルガンでも参加していた他、今年のイベントではジョイント形式で共演も披露するなど、そのコンビネーションの良さは、誰もが認めるところとなっている。

 オーチャードホールで四日間にわたって行なわれる今回のコンサートでは、ナチュラルな女性らしさを表現するために出会った女性シンガー・ソングライターとのコラボレーションにより、自分の作風をさらに伸び伸びと追求している今井美樹の現在の境地を、あますところなくアピールしてくれるに違いない。(2009/12/4)