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チケットぴあコラム

Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2008

 すでに恒例となったジョン・レノンのトリビュート・コンサート。彼の命日に日本武道館を舞台で展開されるステージに、幅広い世代のアーティストが登場する。時代と世代を超越した説得力を放ち続けるロック史上の最重要人物へのリスペクトの念を共通項に集うバラエティに富んだアーティストによる、スペシャルな一夜に参加してみよう。

 ジョン・レノンがマーク・チャップマンの凶弾に倒れた1980年12月8日から、28年もの歳月が経った。しかしそれにも関わらず、ジョン・レノンの作品の意義は、近年ますます重要になると同時に、後追いの世代にとっても、彼の存在を身近に感じる機会は増えている。例えばこの一年間の動きに限ってみても、ジョンとニクソン政権の闘いを描いたドキュメンタリー『PEACE BED~アメリカvsジョン・レノン』、ジョンを射殺したマーク・チャップマンが、凶行におよぶまでの3日間を描いた『チャプター27』というふたつの映画が公開されたのみならず、10枚のソロ・アルバム、さらにオノ・ヨーコとの3枚の共作が紙ジャケットでリイシューされている。

 また『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』に収録された楽曲のタイトルにもなったジョン・シンクレアが、来日したのも今年のことだ。ジョン・レノンは、かつてアメリカ政府により投獄されていたジョン・シンクレアの釈放を勝ち取る上で、絶大な活躍を果たした。そんな過去に触れ、ジョン・シンクレアが、改めてレノンへの感謝の念を述べていたのも記憶に新しい。このようにジョン・レノンを巡る話題がつきない理由は、彼の音楽が素晴らしいのと同時に、彼が放っていたメッセージが、時代の変化にも色あせることの無い普遍的な説得力を持っているためだ。

 そして彼の命日に行われる“Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2008”こそ、彼のパートナーであったオノ・ヨーコの呼びかけにより、ジョン・レノンのスピリットを継承していこうとするアーティストが結集するコンサートなのだ。オノ・ヨーコをはじめ、奥田民生、斉藤和義、夏木マリ、フジファブリック、Charなど、世代やジャンルを越えた多彩な顔ぶれによるステージを通じて、その意義を体感しよう。(2008/9/19)

 

John & Yoko Photo:(c)Allan Tannenbaum