二作連続で全英チャートを制覇した21世紀のブリティッシュ・ロックを代表する人気グループ、カサビアンのジャパン・ツアーが決定した。すでに何度も来日公演を繰り返し、日本でもお馴染みの彼らだが、今回は初めて日本武道館のステージに立つ事もあって、大物としての風格に満ちたライブ・パフォーマンスを繰り広げてくれるはずだ。
イギリスのロック・シーンでは、新人グループはインディ系のアンダーグランドな動きから頭角を現してくる事が多い。しかしカサビアンは、アウトサイダー的なメンタリティを持ちながらも、デビュー時から華々しい脚光を集めてきたユニークな存在だ。2004年のファースト・アルバム『カサビアン』が、いきなりヒットして多くのファン層をつかみ、彼らと親交の深いオアシスの全米ツアーのフロント・アクトを務めるなど、極めて精力的なライブ活動を続けて短期間でライブ・バンドとしてパワー・アップ。2006年リリースのセカンド『エンパイア』は初登場で全英1位を獲得し、今年発売されたサード・アルバム『ルナティック・アサイラム』も見事に全英チャート・ナンバー1に輝き、すでに揺らぐ事の無い地位を確立していることが、誰の目にも明らかとなった。
彼らのサウンドは、プライマル・スクリームなどの影響を感じさせるサイケデリックなものがある一方で、オアシスのような親しみやすいボーカルのメロディを打ち出すなど多岐に渡っており、そうした奔放なクリエイティビティは、『ルナティック・アサイラム』で、ますます研ぎ澄まされている。
日本との縁も深く、2004年にはデビュー・アルバムが到着する前のタイミングでサマーソニックに登場。その後もサマーソニックやフジロックで来日を繰り返しており、今年のサマーソニックでは、セカンド・ステージのヘッドライナーに抜擢され、その期待に応えて熱狂的なステージを披露してくれたのも記憶に新しいところだ。
そして今回決定したのは、2010年の幕開けを飾るジャパン・ツアーとなる。今回は初めて日本武道館のステージに立つ事もあって、大物としての風格に満ちたライブ・パフォーマンスを繰り広げてくれるはずだ。(2009/10/9)