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@ぴあコラム

清木場俊介

 EXILEのボーカリスト、SHUNとしての活動と並行して2004年からソロ活動を開始し、2006年にグループを脱退して以降は、シンガー・ソングライターとしてめざましい活躍を見せている清木場俊介。それに加え、詩や書、写真などを、作品集や個展で発表するなどマルチな回路を持つ彼のアーティスティックな閃きを、ステージで体感しよう。

 グループでの活動を経てソロ・アーティストに転身するミュージシャンは大勢いる。しかしグループ時代とソロになってからの作風をきっぱりと分けることができる者は、それほど多くは無い。そうした中で清木場俊介は、かなり例外的な存在と言って良いだろう。

 良く知られているように、彼の公式なキャリアは、ボーカリストのSHUNとして加入したEXILEが、2001年にデビューした時から始まっている。EXILEの活動は極めて順調で、デビュー直後からヒットを連発し、2003年末には「紅白歌合戦」にも出演している。2005年にはミリオン・セラーを達成し、ライブもアリーナ・クラスで展開するなど、まさにシーンのトップに立つが、彼は同年1月にシングル『いつか…』でソロ・デビュー。最初はグループでの活躍と並行する形でのソロ活動だったが、2006年にはEXILEを脱退し、それ以降はソロのシンガー・ソングライターとしての活動に専念している。

 ここで印象的なのは、EXILEがダンス・ユニットだったのに対し、シンガー・ソングライターとしての清木場俊介は、スマートさではなく、赤裸裸で人間味に満ちた作風を打ち出していることだ。その背景には、元々彼は幼い頃に尾崎豊や長渕剛の音楽に触れた衝撃がきっかけとなってミュージシャンを志すようになったといういきさつがあるからで、清木場は正式のソロ・デビューよりも前のタイミングにあたる2004年の尾崎の十三回忌にリリースされたトリビュート盤『“GREEN”A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』にも参加していた。ソロ名義でのオリジナル・アルバムは、現時点では2005年の『清木場俊介』と2007年の『IMAGE』の二枚だけだが、すでにライブ・アルバムも二枚発表するなど、ライブでの説得力には格別なものがある。今回のツアーでも、その本領を遺憾なく発揮してくれるだろう。(2008/10/17)