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@ぴあコラム

LITTLE TEMPO

 日本を代表するダブ・バンド、LITTLE TEMPOの15周年を祝う野外ライブ“真夏のワイワイ祭りスペシャル!”が決定。EGO-WRAPPIN'、バッファロー・ドーターの大野由美子、RANKIN TAXI、そして日本のダブの草分けであるこだま和文など、豪華かつ多彩なゲストを迎えて繰り広げるステージは、このグループの凄みを知る絶好のチャンスだ。

 1992年に結成されたLITTLE TEMPOは、近年のダブの盛り上がりを代表する代表する人気グループだ。基本的にダブに取り組むグループというと、ブリティッシュ・ニュー・ウェイブの発想を経由して、内省的だったり攻撃的だったりする例も少なくないが、彼らの場合は、土生"TICO"剛が、トリニダード・トバゴで発明されたパーカッションのスティールパンで活躍していることもあって、ラテン的な祝祭感覚も打ち出しているのが特色となっている。今年5月にリリースされた最新アルバム『山と海』は、そうした和やかで楽天的な音色を放ちながらもテンションの高いダブ・サウンドに取り組む独自の境地をアピールする力作だ。

 こうした彼らのスタンスは、多くのミュージシャンからも支持されており、土生"TICO"剛、田村玄一をはじめ、HAKASE-Sun、田鹿健太、大石幸司、内田直之といったメンバーのバンド外の活動も通じて、LITTLE TEMPOにリンクするアーティストが、どんどん増えると同時に、活動の形態も多彩さを増している。

 そんな中で真夏の日比谷野外音楽堂で行われる“真夏のワイワイ祭りスペシャル!”は、LITTLE TEMPOを巡るこうした盛り上がりを印象付ける特別な内容となっている。EGO-WRAPPIN'、バッファロー・ドーターの大野由美子、RANKIN TAXI、そして日本のダブの草分けであるこだま和文など、この日に登場する豪華かつ多彩なゲストは、いずれも彼らとリンクする形で、現在のシーンの盛り上がりを生んで来た猛者ばかり。15周年のアニバーサリーという記念すべきタイミングで、グループとしての成熟ぶりのみならず、彼らが培って来た土壌の豊かさを思い切りアピールする豪華なステージとなるに違いない。(2008/6/20)