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@ぴあコラム

MISIA

 6月10日にニュー・シングル『銀河/いつまでも』をリリースしたMISIAが、“星空のライヴV Just Ballade”と銘打ったツアーを開始する。タイトルからも分かるように、今回はバラードをじっくりと聴かせる予定で、ダンサブルな前回のツアーとは対照的な内容となる。ボーカリストとしての成熟味を感じさせるステージに期待したい。

 1998年にシングルル『つつみ込むように…』でデビューしたMISIAにとって、デビュー10周年となった昨年から今年にかけては特別な年となった。最大のポイントとなったのは、台湾、シンガポール、上海、ソウル、香港というアジアの五つの都市での公演を含むロング・ツアー“DISCOTHEQUE ASIA”の成功である。このツアーの模様は6月10日にリリースされたばかりのDVD『THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA』に収められているが、その内容はダンサーやDJを引き連れたアッパーでダンサブルな構成だった。

 そしてこのDVDと同時にリリースされた最新シングル『銀河/いつまでも』は、全曲がバラードばかりというユニークな構成で、特にストリングスをフィーチャーしたスケールの大きな『銀河』は、7月からスタートする今回のツアー“星空のライヴV Just Ballade”のテーマ・ソングにもなっている。このツアーはタイトルからも分かるようにバラードを中心とする構成で、“DISCOTHEQUE ASIA”とはまさに対照的な内容だ。

 これまでにもMISIAは、2004年に日本のソロ女性アーティストとして初めてとなる5大ドーム・ツアーを行うなど、極めてスケールの大きな活躍を繰り広げてきた。しかし彼女の活動の軸は、決してスケールの大きさだけで語りきれるものではなく、質的な深さも見逃すことはできない。むしろ尽きることの無い彼女のアーティストとしての向上心があるからこそ、ボーカリストとしての歌唱力、説得力がもっともシビアに問われるバラードで構成するツアーという新たな展開につながっているのである。

 最初は2001年に一日だけのプレミアム・ライブとして企画された“星空のライヴ”を発展させる形で、こうしたチャレンジを行う彼女の真摯な姿勢そのもので、多くの観客を魅了するステージとなるだろう。(2009/6/19)