今年でデビュー15周年を迎えるMy Little Lover。
“My Little Lover 15th anniversary tour.Best Akko!”と銘打ち、
東名阪でアニバーサリー・ライブを行う。
5月5日には3形態のパッケージで展開する『Best Collection』のリリースもあり、約3年ぶりとなるバンド編成でのステージで、キャリアの節目を華やかに彩ってくれそうだ。
My Little Loverの歴史はakkoという女性アーティストの表現者としての成長の歴史そのもの。それは編成の変化を見ても一目瞭然といえる。1995年にakkoとギタリストの藤井謙二のデュオとしてシングル『Man&Woman/My Painting』でデビュー。その後、プロデューサーの小林武史が、メンバーとして加入し、リリースした1stアルバム『evergreen』がミリオンセールスを記録。以後、数々のヒット曲を発表、その後2年半の活動休止を経て、2006年には新たなる可能性を広げるべく、シンガー akko のソロプロジェクトとしてスタートさせた。
再始動当初、作詞や作曲などのクリエイティブな部分を小林武史が全面的に貢献した作品で構成されていたが、昨年リリースされたアルバム『そらのしるし』では、全ての作詞をakkoが手がけ、それだけでなく、単独での作曲、他のソングライターとの共同作曲も行い、新たな才能を発揮。特にアルバムのラスト締め括った「背景のような空」は、彼女が生まれて初めてギターを弾きながら作った曲でもあり、様々な試練を乗り越えてミュージシャンとして成長してきた自信が、ナチュラルに漂う素晴らしい内容になっている。
公式ウェブにおける本作に関する全曲解説のあとがきで、彼女は「結局は、自分さえしっかりしていれば、何が起こっても大丈夫なのではないかと」と書いている。これは彼女自身のデビューから現在に至るまでの活動や経験があるからこそ、説得力のある言葉としてファンに届いているのだ。
今回東京、名古屋、大阪の三大都市で行なわれる“My Little Lover 15th anniversary tour.Best Akko!”は、15周年という節目を飾る公演であり、約3年ぶりのバンド編成のステージということもあって、華やかな内容になるのは間違いないが、単なるお祭りではなく、人としてアーティストとしての成長を記す場となるはずだ。(2010/4/2)