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チケットぴあコラム

オーヴァー・ザ・レインボー

 リッチー・ブラックモアの息子、ユルゲン・ブラックモアが、レインボーの歴代メンバーと共にステージに立つスーパー・プロジェクト、オーヴァー・ザ・レインボーが、日本にやってくる。他のメンバーは在籍時代がそれぞれ異なる歴戦の猛者達で構成されており、いったいいかなるステージを展開してくれるのか、楽しみなところだ。

 ディープ・パープルのオリジナル・ギタリストだったリッチー・ブラックモアが中心となって、1975年に結成されたレインボーのサウンドは、ブルースからクラシックの要素までを取り入れたメロディアスかつドラマチックなスタイルで、ハード・ロック~ヘビー・メタルの典型的な様式を作り上げ、多くのアーティストやリスナーに影響を与えてきた。メンバー・チェンジは非常に激しかったが、グループを離れてからも華々しく活躍するアーティストを輩出してきたことでも知られている。

 彼らは80年代半ばまで活動した後、リッチーがディープ・パープルの再結成に参加するため解散。その後90年代に新編成で動きだした後、1997年に活動を終了したが、現在でも特別な人気を誇っている。

 そして今回来日が決定したオーヴァー・ザ・レインボーは、このレインボーにゆかりのあるミュージシャンが結集したユニークなプロジェクトだ。ギターを担当しているのは、なんとリッチーの息子であるユルゲン・ブラックモア。他のメンバーはいずれもレインボーに在籍したことのあるアーティストばかり。10歳の頃から父の影響でギターを弾いてきたユルゲンにとって、彼らは実の兄にも似た存在であるという。

 このラインナップで特筆すべきは、キーボードのトニー・カレイが1975年から1978年、ドラムのボビー・ロンディネリが1980年から1983年、ボーカルのジョー・リン・ターナーが1980年から1984年、ベースのグレッグ・スミスが1994年から1997年と、それぞれの在籍期間が異なる点。レインボーの音楽性も時期によって変化があるため、今回レインボーというキーワードの元に集まった五人のミュージシャンが、いったいどんなアンサンブルや選曲で、ステージを展開するのか、非常に興味深いところだ。(2009/2/13)