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@ぴあコラム

PUNKAFOOLIC!2009 BAYSIDE CRASH

 パンク・マガジン“PUNK ROCK CONFIDENTIAL JAPAN”の主宰による野外ロック・フェスティバル。編集長の若山智之氏の推薦する数多くの日本のパンク・バンドが、海のすぐそばに設営される特設ステージで熱演を繰り広げていく。今後のシーンでの飛躍が期待される若手を中心とするラインナップならではの、エネルギッシュなイベントだ。

 夏の野外ロック・フェスティバルに、新しいイベントが登場する。パンク・マガジン“PUNK ROCK CONFIDENTIAL JAPAN”の主宰による“PUNKAFOOLIC!2009 BAYSIDE CRASH”だ。これは同誌が主宰してきたシリーズ・イベント“PUNKAFOOLIC”のスペシャル・バージョンともいうべきもので、晴海埠頭に設営される特設ステージで、邦人パンク・グループばかりが、続々と登場するというもの。

 こうしたパンク系のビッグ・イベントとしては、Hi-STANDARDが主宰していた“AIR JAM”が良く知られているが、このイベントが既存の夏フェスとひと味違うのは、その出演者のラインナップだ。例えば横浜出身で昨年1stアルバム『still suck』をリリースしたFIGHT IT OUT、同じく昨年1stフル・アルバム『New Unseen Tomorrow』をリリースした東京のメロディック・ハードコア・グループDRADNATS、半年間の休止期間を経て、昨年末から活動を再開したCLEAVEなど、あえて邦人の若手アーティストを中心に構成している点。

 こうしたフェスティバルでは、ヘッドライナーと呼ばれるビッグ・ネームを軸にタイムテーブルを組み立てるケースが多いが、このイベントはあえてそうした大物を入れず、同じフィールドで健闘している者同士ならではの連帯感と闘争心が渦巻くホットな空間を生み出そうというポリシーなのだ。つまりステージを通じてフレッシュなバンドが大きく成長していくプロセスを、出演者とオーディエンスで共有していくチャンスが非常に多いフェスティバルということもできるだろう。

 もちろん若手揃いとはいえ、出演者は“PUNK ROCK CONFIDENTIAL JAPAN”という雑誌のお墨付きばかり。充実したステージングで、現在のライブ・シーンの最前線の息吹を瑞々しく伝えてくれるに違いない。(2009/4/10)