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チケットぴあコラム

レミオロメン

 12月12日リリースのマキシ・シングル『Wonderful&Beautiful』を携えて、レミオロメンが年明けから5月にまでおよぶ大々的な全国ツアーをスタートする。今年は3年ぶりの夏フェスに精力的に出演したのをはじめ、ライブハウス公演や日比谷野音でのフリー・ライブなど、精力的な演奏活動により、逞しさを増したステージングに期待したい。

 ボーカル&ギターの藤巻亮太、ベースの前田啓介、ドラムスの神宮司治からなるレミオロメンは、2000年に結成され、2003年3月にインディーズでミニ・アルバム『フェスタ』をリリースした後、8月にシングル『電話』でメジャー・デビュー。シンプルなスリー・ピース・グループでありながら、藤巻の作詞作曲によるリリカルな情感に満ちた楽曲を、ニュアンス豊かに演奏するライブの魅力で、着々と支持を集め、昨年5月にリリースしたサード・アルバム『HORIZON』で初登場一位を獲得。同年冬には初のアリーナ・ツアーも展開する人気グループとなった。

 そうした流れからすると、今年のレミオロメンは、勢い任せにスケール・アップした活動を目指しても不思議ではない。だが今年の彼らの動きは、自分たちのペースを大切にすることで、さらに自力を蓄えるような動きを見せている。具体的には3年ぶりとなる夏フェスへの出演の他、小さめのライブハウスでの公演、10月には日比谷野音でのフリー・ライブなど、積極的に様々なシチュエーションでの演奏の場を求めていったのだ。

 元々彼らはデビュー前の2002年には、地元である山梨の神社の母屋を格安で借り、精力的にリハーサルや楽曲製作を行っていたこともあるほど、音楽に対して誠実に関わってきた。つまりロック・バンドとしての派手なイメージに振り回されることなく、自分たち自身を鍛え上げる地道なトレーニングを大切にする姿勢を持っていた。もちろん今年の多彩なライブ活動も、その延長上にあると見て、間違いはないだろう。そして12月12日リリースのマキシ・シングル『Wonderful&Beautiful』を携えて彼らが行う来年の全国ツアーは、40公演という大規模なものとなった。今年獲得した経験値により、一段と逞しさを増したステージを見せてくれることを、期待したい。(2007/12/14)