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@ぴあコラム

サイモン&ガーファンクル

 60年代の音楽シーンを代表する大物デュオ、サイモン&ガーファンクルが再結成して、16年ぶりの来日公演を行う。アルバム・デビューから45年という長いキャリアの中で、互いの道を歩みながらも、小学生時代からの友情を保って来た二人のハーモニーで、『サウンド・オブ・サイレンス』をはじめとする名曲の数々を披露してくれる。

 サイモン&ガーファンクルの歴史は長い。それはポール・サイモンとアート・ガーファンクルというミュージシャン同士の歴史であると同時に、小学校時代からの幼なじみの親友の物語でもある。

 彼らがその名を広く知られるようになったのは、『サウンド・オブ・サイレンス』が全米ナンバー1ヒットとなった1965年。その後はアメリカン・ニューシネマを代表する映画『卒業』のサウンドトラック、オリジナル・アルバム『ブックエンド』などの大ヒットで、60年代後半の音楽シーンを代表する存在として揺るぎない地位を確立した。しかし1970年にリリースしたアルバム『明日に架ける橋』の制作中に音楽的な方向性で意見が分かれ、これ以降の二人はお互いにソロ・アーティストとしての活動に入る。そうした中でも、デュエット曲『マイ・リトル・タウン』を、お互いのソロ・アルバムに収録するなど、交流は続いており、再結成を期待する声も絶えることがなかった。

 それが最初に実現したのは80年代に入ってから。彼らの地元であるニューヨークのセントラル・パークで行われた1981年のチャリティ・コンサートでのことだった。この日の会場には53万人もの人々が押し寄せ、改めて彼らの存在の大きさと二人がタッグを組んだときのマジックの凄みを、世界中に印象付けることとなった。翌1982年には初の来日公演も実現。アルバムの発表も期待されたが、結果的にはポールの作品に、アートが参加する形となった。その次のリユニオンは1993年。さらに21世紀に入ってからは2003年にもツアーを行っている。

 こうして断続的にサイモン&ガーファンクルは動いてきたわけだが、前回のツアーでは日本にこなかったため、今回の来日は16年ぶりのこととなる。ミュージシャン同士の厳しい主張を譲ることなく親友同士の絆で結ばれた二人のステージに期待したい。(2009/4/24)