ロック・バンド山嵐が、地元の湘南を盛り上げたいという思いで育んできたシリーズ・イベント“湘南音祭”のVol.3。登場するアーティストは、山嵐をはじめとして、現在の日本のロック・シーンを牽引する強力な顔ぶればかり。江の島の野外ステージで、二日間にわたって展開されるアーティスト主導のフェスティバルを堪能しよう。
“湘南音祭”は今回Vol.3と銘打たれているが、正確には開催されるのは三回目ではない。古くは2005年5月に横浜BLITZでVol.0、その後も同年12月に川崎CLUB CITTA'でVol.0.5、2006年7月に八景島シーパラダイスでVol.0.9という準備段階を経た後、2007年のイベントで初めてVol.1が開催されている。
それは元々主催しているロック・バンドの山嵐が、地元の湘南を盛り上げたいという想いを具体化する上で、湘南・江の島での開催を理想形として進めて来たためだ。2007年の“湘南音祭 Vol.1”で、企画当初からの悲願であった湘南・江の島での開催が実現し、昨年の“湘南音祭 Vol.2”では江の島での2日間開催となった。今年はそうしたプロセスを経て、江の島の野外イベントとしての第三回目を迎えることになる。つまり“湘南音祭”は、山嵐というバンドが、アーティストとして理想的なスタイルを追求するプロセス自体を、関係者やスタッフ、ファン、地元の住民と共有する形で、育んできたイベントなのだ。
では今回、江の島・湘南港特設野外ステージで、二日間にわたって開催されるイベントに出演する主な顔ぶれを見てみよう。初日はチバユウスケをフロントとする四人組、The Birthday、ヒップホップとギター・サウンドを独自のバランスで融合してきたRIZE、二日目は激しいライブで定評のある9mm Parabellum Bullet、ヒップホップとの融合のみならず意欲的にサウンドの幅を広げているDragon Ash、甲本ヒロトと真島昌利を二大看板とするザ・クロマニヨンズなど、まさに現在の日本のロック・シーンを牽引する強力なラインナップがずらりと並んでいる。そして主催の山嵐は二日間連続で登場。アーティスト主導のフェスティバルならではのディープかつ豪華な顔合わせによる熱演を、野外特有の開放感に満ちた会場で堪能したい。(2009/5/15)