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チケットぴあコラム

SUMMER SONIC 09

 都市型ロック・フェスの代表格“SUMMER SONIC”の季節が近づいてきた。10周年という記念すべきタイミングにあたる今回は、3DAYSへとグレード・アップすると同時に、キャンプ・サイトでの宿泊も可能なスタイルへと大きな変貌を遂げた。充実した出演アーティストの顔ぶれも続々と決定しており、今回はかつてない注目を集めそうだ。

 2000年からスタートした“SUMMER SONIC”は、日本のロック・フェスティバルの中でも、関東関西という大都市近郊で開催され、日帰りでも参加しやすいスタイルで、年々動員を増やしてきたイベントだ。その“SUMMER SONIC”が、10周年を迎える今年は、今までの利点は活かしつつも、大きくグレード・アップし、変貌を遂げることとなった。

 これまでは関東と関西で、二日間の同時開催で行われてきたが、今年はやはり同時開催で三日間へと規模を拡大。当然出演アーティストの数も一気に増えることとなった。さらに関東では、マリンステージと海岸に隣接する芝生エリアに出現する憩いの空間として人気の“シーサイド・ヴィレッジ”が、今回はテント宿泊可能エリアとしてパワーアップすることになった。つまり日帰りでも参加が容易という大都市近郊ならではの利便性は残しつつ、この空間に三日間とも浸っていたいというディープなファンには、アウトドア的な楽しみ方も提供できるようになったのだ。

 出演アーティストも、もちろんそうしたディープな楽しみ方ができるような豪華なラインナップが揃っている。ヘッドライナーは、2006年以来3年ぶりの出演となるラウド・ロックのシンボルともいうべきリンキン・パークと、パンキッシュでありつつもメロディアスかつシアトリカルな魅力を持つマイ・ケミカル・ロマンス。イギリスからはベテラン・シンガー・ソングライターのエルヴィス・コステロ、現在のスカの基盤を作ったスペシャルズなどの出演も決まっている。NY勢ではソニック・ユースのような先鋭的な顔ぶれもいると同時に、元々はトーキング・ヘッズのサイド・プロジェクトとして立ち上げられ、愛らしくダンサブルなサウンドで知られるトム・トム・クラブといった和やかな顔ぶれもおり、幅広い層の注目を集めそうだ。(2009/3/27)