2000年からスタートしたロック・フェスティバル、“SUMMER SONIC”が、今年も行われる。数ある夏フェスの中でもこのフェスティバルは、豪華なラインナップと日帰りでも参加しやすい関東関西の都市近郊でのイベントという形態で年々動員を増やし、昨年は遂に入場者が20万人を突破。今年も多数のビッグ・ネームがステージを展開する。
すでに多くのロック・フェスティバルが、夏の風物詩として定着している。そんな中で“SUMMER SONIC”は、洋楽と邦楽を取り混ぜた豪華なラインナップで、幅広い世代が楽しめる内容となっている。それに加えてこのフェスは、開催の形態も独特だ。会場は関東と関西の都市近郊で、二日間の同時開催。そのため、都市生活者にとっては、遠隔地での宿泊を前提とするフェスとは違って、日帰りでの参加が容易。しかも関東と関西の出演アーティストが交互に入れ替わるという形態で、多彩かつ豪華な顔ぶれの出演が可能になっている。
こうした魅力と敷居の低さが功を奏し、“SUMMER SONIC”は、開催二回目ですでに10万人を突破する動員を記録。年を追うごとにそのスケールは増していき、昨年は何と20万人を越える入場者が訪れる超大型のイベントにまで成長している。
現在までに発表されている今年の出演者を見てみると、オリジナル・パンクのシンボルともいうべきセックス・ピストルズ。アメリカのテクノ・ポップの代名詞ディーボ。ブリティッシュ・ロックの世代的な橋渡しとしても多大な貢献を果たしてきたポール・ウェラー。ノイジーかつメロディアスなギター・サウンドを一般的に定着させたジーザス・アンド・メリー・チェイン。テクノロジーを駆使したクラブ的なアプローチで一世を風靡したプロディジー。初回の“SUMMER SONIC”では、セカンド・ステージに出演し、今回はシーンを代表する大物としてヘッドライナーで登場するコールドプレイ。さらに若手の中ではひときわ大きな注目を集めているダズ・イット・オフェンド・ユー、ヤー?など、特にブリティッシュ・ロックの歴史的な厚みを感じさせる顔ぶれの充実ぶりが印象に残る。6カ所のステージで繰り広げられるパフォーマンスをしっかり堪能したい。(2008/5/9)