昨年9月にシングル『ONE WAY』でメジャー・デビューした女性シンガー、青山テルマのZeppツアーが決定。今年3月にリリースしたファースト・アルバム『DIARY』が、オリコン3位にランクされるヒットとなり、年末には紅白歌合戦にも初出場と、快進撃を展開している真っ最中とあって、勢いと華のあるステージで魅了してくれるはず。
現在の日本で、R&Bに傾倒する女性ボーカリストは多数いるが、そうした中でも青山テルマは、異彩を放っている。元々彼女は、トリニダード・トバゴ人と日本人のクォーターとして日本に生まれ、LAでの生活を経て、再び日本に戻り、昨年デビューしたという経緯の持ち主。
音楽への目覚めはかなり早く、公式のプロフィールには、3歳の頃にジャネット・ジャクソンの『リズムネイション』のビデオ・クリップを繰り返し見たというエピソードが記載されている。それがこうじて10歳の頃からゴスペルを習い始め、昨年9月にシングル『ONE WAY』で、10代にしてメジャー・デビュー。さらに今年3月にリリースしたファースト・アルバム『DIARY』が、オリコン3位にランクされるヒットとなり、今年の年末には、紅白歌合戦にも初出場と、現在快進撃の真っ最中といえる。エキゾチックな美貌に憧れる女性ファンも多く、白いヘッドホンにソバージュヘアでバッグを肩から下げて、地下鉄で学校に通う現役女子大生である彼女のファッションを真似る人達に、“テルマー”という呼び名が付くほどのブームとなっている。
そうしたブームを生むほどの彼女の魅力として、もうひとつ忘れてはならないのが、しなやかで凛とした意志の強さだ。テルマという名前は、元々強い意志という意味を持つ。音楽に対する真摯な姿勢と、“現役女子大生シンガー”というキャッチフレーズを合わせ持つキャラクター性は、現在の日本のポピュラー音楽シーンの中でも、希有なものと言えるだろう。
そんな追い風の中、11月には『守りたいもの』、そして今月には『大っきらい でもありがと』とシングルを連発しているだけに、今回のZeppツアーでは、勢いと華のあるステージで、多くのファンを魅了してくれるに違いない。(2008/12/19)