ヘヴィ・メタル／ハード・ロック特集
「ヘヴィメタル？ 興味はあるけど、なかなか聴く機会が・・・」と思っているそこのあなた！
ぴあは、皆さんにヘヴィ・メタル／ハード・ロックの魅力を知ってもらいたいという思いから、
国内唯一のメタル専門誌「BURRN！」とタッグを組みました。
2014年も“激しく重く、劇的で美しい”そんなヘヴィ・メタル／ハード・ロックの公演が目白押しです。
これを読んで予習を万全にし、いざ、メタル公演の会場に足を運んでみて下さい！
今、特におススメしたい注目のメタル公演をピックアップ！！
ロック界のモンスター・バンド“最後の来日公演”が決定！
最強バッド・ボーイズ“最後のツアー”を見逃すな！
2015年2月、“ファイナル・ツアー”がいよいよ日本にやって来る。ヴィンス・ニール(vo)、ミック・マーズ(g)、ニッキー・シックス(b)、トミー・リー(ds)の4人がMOTLEY CRUEの名のもとにツアーを行なうのは、これが“最後”なのだ。1981年の結成からの華々しいキャリアを彩った名曲満載の“グレイテスト・ヒッツ・ショウ”はまさしく彼らの集大成。女性コーラス隊、パイロ、火柱、ニッキーのベースに装着された火炎放射器と、様々な仕掛けを駆使して目にも楽しいド派手なステージを繰り広げてくれることは間違いない。名物ドラム・ソロもこれまでの集大成的な内容で、ドラムキットが垂直に360度回転しながらレールに吊られて客席後方まで大移動するのだが、日本では、全米ツアーでも会場によっては組めなかった“完全版”のセットが披露される予定とのことで見逃せない。彼らの“盛大なお祭り騒ぎ”に参加出来るのは、正真正銘、これが最後だ！（幅由美子／BURRN！）
公演情報
2015年2月11日(水・祝) ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール) (兵庫県)
2015年2月12日(木) 日本ガイシホール (愛知県)
2015年2月14日(土)・15日(日) さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)
2015年2月17日(火) 福岡国際センター (福岡県)
★必聴CDはコレだ！「GREATEST HITS」
ユニバーサル：通常盤UICE-1109／デラックス・エディションUICE-9090
1998年発表の「GREATEST HITS」の2009年改訂版で、日本では2011年の結成30周年記念ツアーに合わせて発売された。今回のツアーの演奏曲目は殆ど網羅されており、来日前の予習に最適なベスト盤だ。（2008年のライヴ映像付きデラックス盤もあり） ここでは聴けない最初期の代表曲“Live Wire”や全米ツアーのセットリストに入っていた“On With The Show”が収録された1st「TOO FAST FOR LOVE」も押さえておけば、ほぼ完璧。（幅由美子／BURRN！）
第六回 MR.BIG
MR.BIG、待望のニュー・アルバムが9月24日に発売になる。これが、非常に素晴らしい内容だ。
1989年にデビュー以来、ここ日本で絶大な人気を博したMR.BIGは、メンバー・チェンジを経て2002年に惜しまれつつ解散したが、デビュー20周年に当たる2009年、オリジナル・ラインナップによる再結成が実現し、僕達を大いに喜ばせてくれた。
再結成についての話し合いは2008年に進められていたが、実際にメンバー全員が一堂に会してのミーティングが最初に行なわれたのは2009年1月11日。ポール・ギルバートを含むオリジナル・ラインナップが実に13年ぶりに顔合わせをしたこのタイミングで僕はロサンゼルスを訪れ、全世界初のインタビューを行なった。その時に感じたのは、彼らが全員とてもポジティヴなモードであったこと。解散前には色々とあった彼らだが、歳月を経て4人は全員「大人」になっていた。判りやすく言えば「かつてないほど仲が良かった」のである。
2009年の再結成ツアー、2010年の再結成アルバム「WHAT IF...」制作、2011年の東日本大震災直後に敢行された感動の再来日を経て、メンバーの精神的な結びつきはさらに強固なものになったようだ。9月5日に発売されるBURRN！10月号にはアメリカ各地に散らばっていたメンバー全員を本誌・幅が直撃取材して行なった独占インタビューが掲載されるが、幅が渡米する当日、バンド側から「パット・トーピーがパーキンソン病に侵された」との衝撃の発表がなされた。当然、そのインタビューでもパットを襲った悲劇について語られることになるのだが、エリック・マーティンも、ビリー・シーンも、ポール・ギルバートも、それぞれ彼ららしい心のこもった言葉でパットにエールを贈っており、その友情の厚さに涙せずにはいられないほどだ。
完成したニュー・アルバム「...THE STORIES WE COULD TELL」は、最高にソウルフルでエモーショナルなヴォーカリストを核とする最上級のロック・アルバムであり、その根底に流れるブルージーな味わいと前面に押し出された極上のメロディは、聴き手を惹きつけて離さない。バンド結成時から彼らと接してきた僕が最も強く思うのは、結成当初の彼らが目指していた境地に、この「...THE STORIES WE COUL TELL」において遂に到達したのだ、ということ。これをやりたくて、彼らはバンドを結成したのだ。
デビュー25周年に当たる今年、パットが病魔に侵されるという悲劇を乗り越えて創り上げた最高傑作を引っ提げて、MR.BIGが来日する。歴史に残るパフォーマンスが繰り広げられるに違いない。ファン必見、いや、総てのロック・ファンに観てほしいと、僕は思っている。
過去のコラムを読む
KNOTFEST JAPAN 2014
Slipknot主催のノットフェス日本上陸！
Slipknot主催の音楽フェス「ノットフェス・ジャパン2014」の開催が決定！Slipknotはアメリカ・アイオワ州で結成。1999年のデビュー以来4枚のアルバムをリリースし、トータルセールスが2000万枚を超えている、世界を代表するロックバンドだ。2013年のOZZFEST JAPAN以来となる1年ぶりの来日は、彼らが2012年にアメリカで開催した自身が主催するフェス「KNOTFEST」をそのまま日本で行う形で実現。Slipknotは両日でヘッドライナーを務める。
公演情報
11/15(土)・16(日) 幕張メッセ 国際展示場 9～11ホール
まだまだあるぞ、メタル公演！ ということで、注目のメタル公演を一覧でご紹介します！
BURRN！12月号 11月5日発売！
巻頭にはニッキー・シックスの最新インタビューをフィーチュア、SIXX:A.M.の新作を徹底特集！ 他にもSLIPKNOT、陰陽座、GALNERYUS、ジョー・ペリー、MR.BIG、EXODUS、ANTHRAX、MACHINE HEAD、SANCTUARY等の独占会見や、GOTTHARD、NIGHT RANGER、BOSTONの来日特集などを満載！ 創刊30周年スペシャル企画は「編集部員が語るBURRN!の30年（座談会）パート2」「鋼鉄名盤ウラ街道を行く（1987～1989編）「30年間の“残念な”人達」」の三本立て！
ACCEPTのポスター・カレンダー付き
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メタルに関する素朴な疑問を「BURRN！」編集部の方々に率直に投げかけてみました。
これを読めば、「メタルとは何か」が一目瞭然です！
メタルってそもそも何!?
1950年代に生まれたロックン・ロールは1960年代に大きく進化し、その中からハード・ロックというジャンルが生まれ、若者に支持されました。ところが1970年代後半、パンクが台頭してハード・ロックは古臭いとされ、それに反発した1970年代末期の英国ジャーナリストが「新時代の若者によるハード・ロック」をあえて「ヘヴィ・メタル」と呼んでムーヴメントを起こしたのです。ここからヘヴィ・メタル、略してメタルという言葉が普及し始めました。（広瀬）
レッド・ツェッペリン
1968年デビューのレッド・ツェッペリンは、当時のヘヴィ・メタルの代表格。
ヘヴィ・メタル(HM)とハード・ロック(HR)の違いは?
本来両者に音楽的な違いはありませんでした。ただ1980年代以降どんどん先鋭化していったヘヴィ・メタルには、もはやハード・ロックという呼び方が似つかわしくないのも事実。ということで、今では、ハード・ロックが1980年代以降より先鋭化したものをヘヴィ・メタルと解釈することが多いようです。（広瀬）
メタルって、どんな音楽なの?
血湧き肉躍る鋼鉄魂の熱き音楽！ その他、一緒に歌いたくなる音楽、暴れ出したくなる音楽、エアギターをやりたくなる音楽、頭を上下に振りたくなる音楽、アクセルを踏み込みたくなる音楽、お酒が進む音楽等々、受け手によって様々な身体行動があることでしょう。（奥野）
メタルって、どこで流行ってるの?
英国を起点に世界中に広まったメタル人気は、まさにグローバル。かつて北米市場の動向が世界を左右していましたが、今は欧州や南米のメタル熱が目立ちます。そんな中で我が国は独自のマーケットが形成されており、1990年代には“ビッグ・イン・ジャパン”現象が話題となりました。（広瀬）
メタル初心者だけど、何から聴けばいい?
まずはJUDAS PRIESTかIRON MAIDENは必聴でしょう。それ以前のハード・ロックの真髄を知りたければRAINBOWの「RISING」。より現代的なメタルならMETALLICAの「MASTER OF PUPPETS」。北欧メタルはEUROPE、LAメタルはMOTLEY CRUE、ジャーマン・メタルはACCEPT、ジャパメタならANTHEMあたりからぜひ。（広瀬）
ジューダス・プリースト 『復讐の叫び』
品番：SICP-30375
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
メタルといえば“666”って数字を耳にするけど、どういう関係？
新約聖書のヨハネの黙示録第13章18節に記されているのが、獣の数字666。悪魔崇拝者がこの数字を掲げます。メタルには社会や学校、親に対する反逆の音楽という側面もあり、欧米ではそこにキリスト教も加わってきます。メタルにおける666は反逆のシンボルなのです。（前田）
メタルが聴ける映画って、ある？
80年代メタル満載の『ロック・オブ・エイジズ』ではトム・クルーズが歌うGUNS N' ROSESも聴けます。子供達がバンドを組む『スクール・オブ・ロック』、少年がKISSのコンサートに行こうと奮闘する『デトロイト・ロック・シティ』などもオススメです。（幅）
『ロック・オブ・エイジズ』
ブルーレイ ￥2,500(税込) DVD ￥1,500(税込)
ワーナー・ホーム・ビデオ
メタルって男臭いイメージ…。女の子バンドもいるの？
あります！ 海外でも昔からGIRLSCHOOL、PHANTOM BLUE、VIXEN、CRUCIFIED BARBARAといった女性メタル・バンドが活躍してきましたが、最近は日本でガールズ・メタル・バンドが花盛りです！ 人気抜群のALDIOUSを筆頭に、DESTROSE、Mary's Blood、G∀LMET、exist†traceなど、綺麗なドレスに身を包んだ女性達がハードに演奏する様は文句なしにカッコイイ！ 一昔前と違って最近は女性でも演奏テクニックがしっかりしているし、海外ツアーもやって国外でファンを獲得しているバンドもいるんですよ。（藤木）
“ヴィジュアル系”って、メタルじゃないの？
ヴィジュアル系の元祖X JAPANはメタルでしたが、彼らの大成功でヴィジュアル系という邦楽ロックのジャンルが生まれました。音楽的にもX JAPANに近いメタル系サウンドを出すバンドもありますが、彼ら自身はメタルと思っていないことが多いようです。（広瀬）
メタルに影響を受けた日本人って、いる？
質問の意味が判りません。（笑）日本のメタル・バンドは全員そうでしょうね。「有名人」という意味であれば、例えば高嶋政宏さんとかビビる大木さんとか藤あや子さんとか、漫画家の喜国雅彦さんとか…TOKIOの長瀬くんやSMAPの木村さんも？ ちなみにデーモン閣下やROLLYさんはメタル・ミュージシャンです。（広瀬）
ヘヴィ･メタルを知るなら「BURRN！」!!
1984年創刊の、日本で唯一の月刊ヘヴィ・メタル専門誌（毎月5日発売）。来年、洋楽をメインに、HM/HRアーティストの独占インタビュー、ライヴ・リポート、リリース情報、読み物記事＆特別企画などを満載、創刊以来HM/HRファンのマストアイテムとして親しまれてきました。来年、創刊30周年を迎えます。（広瀬）
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