
ほんのちょっと、15分だけの恋のはずだった。
1人の男性と2人の女性の三角関係を見事に描いた近松の代表作「心中天網島」。
この作品をモチーフに、谷賢一、デヴィッド・ルヴォーが描く究極の愛の物語とは!!
止むに止まれぬ事情から、売春婦になったハル(夫と子供あり)。割り切って始めた商売だが、 足繁く通うジロウ(こちらも妻子持ち・現在失業中)と命懸けの恋に落ちる。周囲の反対を押し切ってこの恋を全うすることが出来ないと諦め、ハルはジロウに愛想尽かしをしたふりをして心ならずもジロウと別れる。自暴自棄になって街をさまよっていたハルは、かつて遊女の涙で溢れたという蜆川(曽根崎川)のあった場所で、ハルと同じ境遇にある、妻も子供もいる紙屋治兵衛と命懸けの恋をしている遊女小春と出会い、近松門左衛門の江戸の世界、古い古い恋の物語に引きこまれていく。

CAST
深津 絵里
中村 七之助
伊藤 歩
中嶋 しゅう
音尾 琢真
中島 歩
入野 自由
矢崎 広
澤村 國久
山岡 弘征
朝山 知彦
宮 菜穂子
森川 由樹演出家 デヴィッド・ルヴォー


【大阪公演】2016/2/29(月)~2016/3/6(日)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
料金:全席 11,500円(全席指定・税込)
※未就学児童は入場不可。
【東京公演】2016/3/10(木)~2016/3/27(日)
Bunkamura シアターコクーン
料金: S席 11,500円 A席 9,000円(全席指定・税込)
コクーンシート 6,000円
※未就学児童は入場不可。
【東京追加公演】2016/3/20(日) 18:30
Bunkamura シアターコクーン
料金: S席 11,500円 A席 9,000円(全席指定・税込)
コクーンシート 6,000円
※未就学児童は入場不可。
チケットの購入にはぴあ会員登録が必要です。

「ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より- 」に関連するアイテムをお気に入り登録しよう!
[主催](大阪)関西テレビ放送 アミューズ ぴあ 梅田芸術劇場 (東京)フジテレビジョン アミューズ ぴあ 梅田芸術劇場
[協力] 松竹 [企画・制作] 梅田芸術劇場
魅力的な登場人物は、何世紀もの時代を越えて私たちの前に現れ、いきいきと躍動する。
現代人が「近松門左衛門の世界」に触れる事で、何かを感じ取り、今の生き方に大きな影響を与えるようなドラマを作りたい、ただの時代劇翻案ではなく、近松の世界を主人公・小春と一緒に観客が旅をし、観客それぞれが近松の世界に触れ、何かを感じ取って欲しい。
現代の日本で、イブセンやチェーホフといった19世紀ヨーロッパの作品を上演するとは、どういうことなのか。88’年の初来日以来、古典と現代との関係は、私の中で最大級のテーマとして、存在し続けています。特に日本のいるとこの問題をヴィヴィッドに感じるのは、三島由紀夫に出会ったことと、歌舞伎という、歴史を背負った伝統演劇を観たことが、大きく影響している気がします。
三島は、1945年、時代のひとつの扉が激しい音をたてて閉まった後も、扉の向こうの過去の声を聞くことができた人。それを現代の私たちにどう伝えるかを作品にした作家で、つねに、過去と分断されたことへの怒りを抱えていました。一方、私が日本で出会い、友人となった中村勘三郎さんは、歌舞伎の魅力を現代人に伝えるための情熱と、果敢に挑戦を続ける行動力に溢れた、敬愛すべき歌舞伎俳優。私たちは、一緒に歌舞伎に取り組む約束をし、近松の世界を取り上げることで、話を進めていました。今回の作品は、そのプロジェクトの延長線上にあるものです。私が三島にいつも突きつけられてきた「過去の声を今どう聞くか」というテーマを、勘三郎さんのアイディアとエネルギーに支えられ、深津絵里さんと中村七之助さんに託すことで、より明確化するときが訪れたのだど思っています。
演出家 デヴィッド・ルヴォー(文=伊達なつめ)